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J-GLOBAL ID:201202233064309830   整理番号:12A0361404

細胞接着と細胞シート収量を同時に促進するための,末端部が官能基化された温度応答性ポリマーブラシ

Terminally Functionalized Thermoresponsive Polymer Brushes for Simultaneously Promoting Cell Adhesion and Cell Sheet Harvest
著者 (7件):
資料名:
巻: 13  号:ページ: 253-260  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: W1325A  ISSN: 1525-7797  CODEN: BOMAF6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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近時再生医療に用いられる細胞シートの培養において,細胞接着を促進し,同時に細胞シートの採取を容易ならしめる効果のある表面処理技術の報告である。ガラス質の表面にRAFTラジカル重合によってポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PIPAAm)鎖を「ブラシ」状にグラフトした構造であり,末端モノマーのカルボニル基のα位はいったん(フェニルチオカルボニル)スルファニル化される。この末端官能基は脱アシル化を経る修飾により(2,5-ジオキソピロリジン-3-イル)スルファニル基,(1-プロピル-2,5-ジオキソピロリジン-3-イル)スルファニル基,[1-(2-カルボキシエチル)-2,5-ジオキソピロリジン-3-イル]スルファニル基に変換された。特にカルボキシ修飾体は,37°Cでの平滑筋細胞培養において,未修飾のPIPAAmや他の修飾体が24時間で細胞接着率10%台にとどまるところ,同約80%を達成した。さらにこれを20°Cの低温培養条件で処理すると接着率は急速に降下して30分で20%未満,120分でほとんど0となり,顕著な温度応答性が実証された。
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分類 (4件):
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単独重合  ,  高分子と低分子との反応  ,  高分子固体のその他の性質  ,  細胞生理一般 
物質索引 (1件):
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