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J-GLOBAL ID：201202233131022230   整理番号：12A0868746

Drosophila melanogasterにおけるカルシウムシグナル伝達の遺伝学

The genetics of calcium signaling in Drosophila melanogaster

著者 (2件)： CHORNA Tetyana ,  HASAN Gaiti
資料名： Biochimica et Biophysica Acta  (Biochimica et Biophysica Acta)
巻： 1820  号： 8  ページ： 1269-1282  発行年： 2012年08月 
JST資料番号： B0207A  ISSN： 0005-2728  CODEN： BBBMBS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本レビューの目的は,Drosophilaにおいて利用可能なさまざまな遺伝学的方法が,生物発生,生理学及び行動の文脈において,どのようにしてCa²⁺シグナル伝達の種々のアームを配置するために用いられているかを説明することである。一連のCa²⁺輸送系,結合蛋白質及び酵素をコードする遺伝子に生じた突然変異は,神経及び筋肉生理学の複数の側面に影響を及ぼした。いくつかはMalpighian管からのイオン平衡及び排出の維持及びマクロファージにおける自然免疫応答に影響を及ぼした。影響を受けた神経生理学の側面は,シナプスの成長及び可塑性,感覚伝達,飛行回路の発生と機能を含んだ。遺伝子相互作用スクリーニングから,DrosophilaにおけるCa²⁺ホメオスタシスの維持機構が細胞特異的であり,種々の細胞内及び原形質膜Ca²⁺シグナル伝達分子間の相乗的関係を必要とすることを示した。保存Ca²⁺シグナル伝達経路の遺伝学的研究を介して得た洞察は,ハエの生理学の複数の側面の理解に役立っている。DrosophilaにおけるCa²⁺シグナル伝達遺伝子の突然変異体表現型と,ある種のヒト疾患状態,特に相同遺伝子が原因因子である疾患との類似性は,疾患の機構の基礎をなす発見における助けとなり,新規治療戦略の開発に役立つように思われる。本稿は,細胞内カルシウムシグナル伝達に対する生化学的,生物物理学的及び遺伝学的アプローチという表題の特集号の一部分である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： ショウジョウバエ ,  *細胞情報伝達 ,  カルシウムチャンネル ,  イオンチャンネル ,  膜タンパク質 ,  リアノジン受容体 ,  イノシトールトリスリン酸受容体 ,  CaMキナーゼ ,  イオンポンプ【生体】 ,  Ca-ATPアーゼ ,  筋小胞体 ,  カルモジュリン ,  カルシニューリン ,  遺伝子 ,  突然変異 ,  自然免疫 ,  神経生理 ,  ホメオスタシス ,  遺伝学
準シソーラス用語： Ca,Mg-ATPアーゼ ,  CaMKII ,  Drosophila melanogaster ,  Na/Ca交換体 ,  TRP ,  *カルシウムシグナル伝達 ,  遺伝学的研究 ,  電位依存性カルシウムチャンネル ,  Orai

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  遺伝学研究法  (EC01020N)

タイトルに関連する用語 (3件)： Drosophila ,  カルシウムシグナル伝達 ,  遺伝学