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J-GLOBAL ID:201202233151799207   整理番号:12A1195702

Xenopus laevis接合子停止2(zar2)は母方のWee1 mRNAの翻訳制御配列に結合し,翻訳を調節するジンクフィンガーRNA結合蛋白質をコードする

Xenopus laevis zygote arrest 2 (zar2) encodes a zinc finger RNA-binding protein that binds to the translational control sequence in the maternal Wee1 mRNA and regulates translation
著者 (15件):
資料名:
巻: 369  号:ページ: 177-190  発行年: 2012年09月15日 
JST資料番号: C0522A  ISSN: 0012-1606  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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接合子停止(Zar)蛋白質は初期の胚発生に重要であるが,その分子作用メカニズムは知られていない。母方のmRNAであるWee1の3′非翻訳領域(UTR)の翻訳制御配列(TCS)は,未成熟Xenopus卵母細胞では翻訳抑制を,成熟卵母細胞では翻訳活性を仲介するが,TCSに結合し,翻訳制御を仲介する蛋白質は知られていない。本研究において著者等は,Xenopus laevis Zar2(zar2によりエンコードされる)が母方Wee1 mRNAのTCSに結合し,未成熟卵母細胞の翻訳を抑制することを示した。酵母3ハイブリッド法と電気泳動移動度シフトアッセイにより,Zar2がWee1 3′UTRのTCSに特異的に結合することを示した。RNA結合にはZn2+とC末端ドメインに保存性システインの存在が必要であることから,Zar2はジンクフィンガーを含んでいることが示唆された。母方mRNAの調節と一致して,Zar2は卵形成の期間中存在し,内因性Zar2は未成熟卵母細胞由来の内因性Wee1 mRNAと共に免疫沈降し,これにより蛋白質-RNA相互作用の生理学的重要性が証明された。興味深いことにZar2レベルは卵母細胞成熟時には低下した。デュアルルシフェラーゼレポーター係留アッセイにより,Zar2は未成熟卵母細胞の翻訳を抑制することが示された。翻訳抑制は卵母細胞成熟時には解除され,これと同時に成熟時にZar2が分解された。これは,接合子停止蛋白質の分子機能に関する最初の報告である。以上のデータから,Zar2がジンクフィンガーを含むこと,またZar2は,未成熟Xenopus卵母細胞の母方mRNAのTCSに対するトランス作用因子であることが示された。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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発生と分化  ,  遺伝子発現 

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