抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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隠岐海峡での日周期潮汐流の時空間構造を調べる目的で,船底設置ADCPによる24時間50分4往復流動観測を実施した。日周期潮汐流成分を,最小二乗法により抽出したところ,海峡全体で,時計回りの日周期潮汐流が検出できた。海峡中央付近の潮流楕円はほぼ正円で,振幅は約10cm/s,位相は鉛直方向に不変だった。この特徴は,既往の係留観測結果と良く符合する。一方で,陸岸付近では,潮流楕円の長軸が東西方向に伸びていた。これは陸岸の影響を示唆している。東西流の位相は,海域全体を通して鉛直方向に不変であり,南から北に向けて遅れる傾向が見られた。これは,既往の数値実験結果と一致する。(著者抄録)