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J-GLOBAL ID：201202233242453630   整理番号：12A0334392

インドメタシンはCaMKIIとの相互作用により学習及び記憶能力を高進する

Indomethacin Enhances Learning and Memory Potential by Interacting With CaMKII

著者 (7件)： KANNO Takeshi (Hyogo Coll. of Medicine, Nishinomiya, JPN) ,  YAGUCHI Takahiro (Hyogo Coll. of Medicine, Nishinomiya, JPN) ,  NAGATA Tetsu (Hyogo Coll. of Medicine, Nishinomiya, JPN) ,  SHIMIZU Tadashi (Hyogo Univ. Health Sci., Kobe, JPN) ,  TANAKA Akito (Hyogo Univ. Health Sci., Kobe, JPN) ,  NISHIZAKI Tomoyuki (Hyogo Coll. of Medicine, Nishinomiya, JPN) ,  NISHIZAKI Tomoyuki (Hyogo Univ. Health Sci., Kobe, JPN)
資料名： Journal of Cellular Physiology  (Journal of Cellular Physiology)
巻： 227  号： 3  ページ： 919-926  発行年： 2012年03月 
JST資料番号： E0042B  ISSN： 0021-9541  CODEN： JCLLA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： シクロオキシゲナーゼ(COX)阻害剤のような非ステロイド系消炎剤の長期使用はAlzheimer病の発症リスクを軽減し,それの発症を遅延する。この研究において,シナプス伝達及び学習/記憶機能に及ぼすインドメタシン(IM)の影響を試験した。海馬スライスの微小興奮性シナプス後電位及び電界シナプス後電位をモニターし,ラット海馬スライスから放出されたグルタミン酸を測定した。さらに,培養ラット海馬ニューロンにおけるCa²⁺/カルモジュリン依存性蛋白質キナーゼII(CaMKII)の活性を測定し,ラット及びマウスに関して水迷路試験を実施し,ヒトの学習及び記憶能を評価した。結果から,COX阻害剤IMはシナプス前グルタミン酸放出を刺激し,CaMKII活性化により海馬シナプス伝達を促進し,それにより学習及び記憶能力を高進し,学習及び記憶障害を軽減することを示した。これは認識機能に関連するIMシグナル伝達経路への洞察をもたらした。

シソーラス用語： *CaMキナーゼ ,  *非ステロイド系消炎薬 ,  酵素阻害 ,  *Alzheimer病 ,  学習 ,  *記憶 ,  細胞情報伝達 ,  神経伝達 ,  海馬 ,  興奮性シナプス後電位 ,  ラット ,  ニューロン ,  酵素活性度 ,  マウス ,  動物実験 ,  酵素活性化 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族カルボン酸 ,  芳香族塩素化合物 ,  カルボアミド ,  フェノールエーテル ,  芳香族縮合化合物 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジカルボン酸 ,  第一アミン ,  酵素阻害剤
準シソーラス用語： *CaMKII ,  シグナル伝達経路 ,  シナプス伝達 ,  水迷路

分類 (2件)： その他の中枢神経系作用薬の基礎研究  (GW03120U) ,  酵素一般  (EB09010D)

物質索引 (2件)： インドメタシン ,  グルタミン酸

タイトルに関連する用語 (5件)： インドメタシン ,  CaMKII ,  相互作用 ,  学習 ,  能力