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J-GLOBAL ID：201202233316687824   整理番号：12A0868738

Ca²⁺シグナルの基本特性

Fundamental properties of Ca²⁺ signals

著者 (4件)： THURLEY Kevin (Max Delbrueck Center for Molecular Medicine, Robert Roessle Str. 10, 13092 Berlin, DEU) ,  SKUPIN Alexander (Luxembourg Centre of Systems Biomedicine, 162a, avenue de la Faiencerie, L-1511 Luxembourg, and Inst. for Systems ...) ,  THUL Ruediger (School of Mathematical Sciences, Univ. of Nottingham, Nottingham, NG7 2RD, GBR) ,  FALCKE Martin (Max Delbrueck Center for Molecular Medicine, Robert Roessle Str. 10, 13092 Berlin, DEU)
資料名： Biochimica et Biophysica Acta  (Biochimica et Biophysica Acta)
巻： 1820  号： 8  ページ： 1185-1194  発行年： 2012年08月 
JST資料番号： B0207A  ISSN： 0005-2728  CODEN： BBBMBS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： サイトゾルCa²⁺動態の重要な特性,及び実験的に観察された広範なCa²⁺シグナルを説明する理論的概念に関する最近の発見を示した。さらに,サイトゾルCa²⁺濃度の動的調節の特性を,確率論的シグナルによる情報伝達についての考えと関連づけた。細胞Ca²⁺スパイクの発生に対するCa²⁺放出部位の階層的配列の重要性を示した。確率論的Ca²⁺シグナルは機能的に頑強であり,環境条件の変化に適応する。スパイク間間隔(ISI)の変動及びISI分布由来のモーメント関係は,チャンネルクラスター開口確率及び経路特性に関する情報を含む。Ca²⁺動態を引起す頑強かつ信頼できるシグナル伝達経路は,真核生物にとって必須である。さらに,頑強さと適応性を提供する確率論的機構の設計が,他の生物学的系にも見出されることが予想される。Ca²⁺動態は,細胞シグナルの変動が分子挙動に関する情報含むことを示している。本稿は,細胞内カルシウムシグナル伝達に対する生化学的,生物物理学的及び遺伝学的アプローチという表題の特集号の一部分である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *細胞情報伝達 ,  カルシウム ,  確率論 ,  数学モデル ,  イノシトールトリスリン酸受容体 ,  スパイク電位
準シソーラス用語： *カルシウムシグナル伝達 ,  カルシウムスパイク ,  サイトゾルカルシウム

分類 (1件)： 細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (1件)： Ca2+シグナル