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J-GLOBAL ID：201202233415730430   整理番号：12A1311967

開環重合によるセルロースのグラフト化-レビュー

Grafting of cellulose by ring-opening polymerisation - A review

著者 (3件)： CARLMARK Anna (KTH Royal Inst. of Technol., School of Chemical Sci. and Engineering, Fibre and Polymer Technol., Teknikringen 56 ...) ,  LARSSON Emma (KTH Royal Inst. of Technol., School of Chemical Sci. and Engineering, Fibre and Polymer Technol., Teknikringen 56 ...) ,  MALMSTROEM Eva (KTH Royal Inst. of Technol., School of Chemical Sci. and Engineering, Fibre and Polymer Technol., Teknikringen 56 ...)
資料名： European Polymer Journal  (European Polymer Journal)
巻： 48  号： 10  ページ： 1646-1659  発行年： 2012年10月 
JST資料番号： B0690A  ISSN： 0014-3057  CODEN： EUPJA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本レビューは,開環重合(ROP)によるセルロースとセルロース誘導体の均一および不均一グラフト化を報告する。セルロースは,生物再生可能であり,生体内分解性を有し,ならびに比較的低い比重の硬い材料である。そして,合成材料の優れた代替材料であると予測されている。セルロースからのε-カプロラクトンまたはL-ラクチドのようなモノマーのROPを利用し,新規なおよび/または改良した特性を有する複合材料を得ることができる。綿,ミクロフィブリル化セルロース(MFC)またはセルロースナノ結晶のような固体セルロース基質のグラフト化により,セルロースは高分子マトリックスに容易に分散できるようになり,またバイオ複合材料の機械的特性およびバリア特性を向上させる繊維強化成分として用いられうる。表面グラフト化重合体は,マトリックスとセルロースのフィブリル構造との間の界面特性も調整できる。セルロース誘導体を重合体に均一溶液中でグラフト化すると,興味深い特性を有する両親媒性材料が得られ,カプセル化および徐放のような利用が見込まれる。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *セルロース ,  開環重合 ,  *グラフト共重合 ,  機械的性質 ,  透気性 ,  フィブリル構造 ,  セルロース誘導体 ,  表面改質 ,  酵素 ,  複合材料 ,  相互作用
準シソーラス用語： バイオ複合材料 ,  界面相互作用 ,  気体透過性

分類 (2件)： 高分子固体の物性一般  (CG02021V) ,  共重合  (CG04030D)

物質索引 (2件)： L-ラクチド ,  ε-カプロラクトン

タイトルに関連する用語 (4件)： 開環重合 ,  セルロース ,  グラフト ,  レビュー