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J-GLOBAL ID:201202233664018898   整理番号:12A1236337

3-メチルホパノイド産生に要求される遺伝子の発見,分類学的分布及び表現型の特性評価

Discovery, taxonomic distribution, and phenotypic characterization of a gene required for 3-methylhopanoid production
著者 (2件):
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巻: 109  号: 32  ページ: 12905-12910  発行年: 2012年08月07日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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細菌性トリテルペノイドの一種であるC-3位がメチル化されたホパノイドは,原生細菌,古代堆積物,石油に至るまで見出され,炭素同位体分析と合わせて,好気性メタン栄養のバイオマーカーの代理や古生態系における好気生活の指標として用いられている。しかしながら,細菌の遺伝学的研究から,メチルホパノイド産生細菌の多様性に疑問が投げかけられ,岩石資料内のメチルホパノイドの解釈には細胞性機能の理解が必要なことが指摘されている。本研究で偏性メタン栄養細菌Methylococcus capsulatusでホパノイドのC-3位をメチル化に必要なhpnR遺伝子を同定し,生物情報科学解析によりHpnR蛋白質は,分類学的にメタン栄養細菌や酢酸細菌を超えて分布していることを示した。M.capsulatusのhpnR欠失突然変異体の表現型解析から,3-メチルホパノイドは細胞質内膜の維持や後期定常相における生存に必要なことが分かった。従って,3-メチルホパノイドは特定の細菌群の代理として使用するよりも,定常期に遭遇する特定の環境条件の代理として用いるのが適切である。
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