文献

J-GLOBAL ID：201202233826759315   整理番号：12A1111582

ディジタルイメージング法を利用したレーザ光の弾性散乱記録に基づく血液型判定

Blood group typing based on recording the elastic scattering of laser radiation using the method of digital imaging

著者 (3件)： DOLMASHKIN A. A. (Saratov State Medical Univ., Saratov, RUS) ,  DUBROVSKII V. A. (Saratov State Medical Univ., Saratov, RUS) ,  ZABENKOV I. V. (Saratov State Medical Univ., Saratov, RUS)
資料名： Quantum Electronics  (Quantum Electronics)
巻： 42  号： 5  ページ： 409-416  発行年： 2012年05月 
JST資料番号： D0044C  ISSN： 1063-7818  CODEN： QUELEZ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ABoやRhに基づく血液型判定は,血液診断において重要である。このため血液型判定を自動化することが求められているが,国毎に判定装置が異なるなどの問題がある。本論文では,レーザ光の弾性散乱記録に基づく血液型判定について検討した。レーザ光の弾性散乱の記録にディジタルイメージング法を利用することを提案した。レーザ光の弾性散乱をCCDで観測し,これをディジタル処理する手法を開発した。この手法を実験的に検討し,血液型判定の精度を調べた。超音波の定在波を利用して,赤血球の凝集反応を加速し,赤血球の大きな免疫複合体を形成した。これにより,沈降を加速し,診断速度が向上した。また,血液と血清の混合物に超音波を照射することで,血液型判定を行った。弾性光散乱理論の基礎に基づいて,血液型判定の理論モデリングを行い,この放射伝達方程式の解析結果と実験結果を比較した。この結果,解析結果と実験結果は良く一致することが判明した。赤血球と免疫複合体の沈降の特徴を調べて,試料調製を最適化した。本研究は,血液型判定機器の設計に利用できる。

シソーラス用語： *ディジタル画像 ,  *画像処理 ,  レーザビーム ,  *弾性散乱 ,  *血清学的検査 ,  モデリング ,  抗原抗体複合体 ,  試料調製 ,  散乱理論 ,  抗原抗体反応 ,  細胞凝集 ,  放射伝達
準シソーラス用語： ディジタルイメージ ,  凝集反応 ,  血液型判定 ,  放射伝達方程式 ,  免疫複合体

分類 (3件)： 光学的測定とその装置一般  (BD07010S) ,  レーザの応用  (BD04100V) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I)

タイトルに関連する用語 (5件)： ディジタル ,  イメージング ,  レーザ光 ,  弾性散乱 ,  血液型判定