抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
東日本大震災以降の電力不足,停電リスクを背景にコージェネレーションのニーズが高まり,導入の検討が進みつつある。停電時対応ガスコージェネレーションを紹介する。停電時対応ガスコージェネレーションとは,停電が発生してもガスエンジン,ガスタービンあるいは燃料電池等の発電機を商用電力系統から切り離して系統分離で運転することであり,これにより選択した負荷へ電力を供給することである。ブラックアウトスタート時にはエンジンをバッテリーなので起動し,すぐにコージェネレーション補機を運転し,その後選択した負荷を順次投入していく。天然ガスコージェネレーションの停電対策としての最も代表的なシステムは,常用防災兼用ガスコージェネレーションシステムであり,その特長は次にとおりである;(1)平常時はガスコージェネレーションとして運用するため,省エネ・省コストに貢献する(2)兼用により別の非常用発電機や燃料タンクを置く必要がないため,スペースの有効利用が可能である。(3)備蓄燃料を必要とする非常用発電機に比べ,何時間でも継続して発電が可能である。