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J-GLOBAL ID：201202234135264391   整理番号：12A1093469

Bayes推定に基づく蛍光相関分光法と単一分子バーストの解析がDNAヘアピン動力学に及ぼす染料選択の影響を明らかにする

Bayesian-Inference-Based Fluorescence Correlation Spectroscopy and Single-Molecule Burst Analysis Reveal the Influence of Dye Selection on DNA Hairpin Dynamics

著者 (5件)： KUEGEL Wolfgang (Ludwig-Maximilians-Univ. Munich, Munich, DEU) ,  MUSCHIELOK Adam (Ludwig-Maximilians-Univ. Munich, Munich, DEU) ,  MICHAELIS Jens (Ludwig-Maximilians-Univ. Munich, Munich, DEU) ,  MICHAELIS Jens (Ulm Univ., Ulm, DEU) ,  MICHAELIS Jens (Center for Integrated Protein Sci. Munich (CIPSM), Munich, DEU)
資料名： ChemPhysChem  (ChemPhysChem)
巻： 13  号： 4  ページ： 1013-1022  発行年： 2012年03月19日 
JST資料番号： W1265A  ISSN： 1439-4235  CODEN： CPCHFT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 蛍光相関分光法(FCS)は生体分子の動力学に関する情報を得るのに有力な手段であるが,データを有意なモデルに適合してFCSデータ中に隠れた速度を抽出する点に問題がある。種々の多数の適合法が提出されているが,価値ある情報の抽出は,数多くの実験的問題と実験開始時のパラメータの組の選択が結果を決めてしまうという事実によって限定されている。今回,これらの問題を克服するためBayes推定に基づくFCSデータの包括的解析法を確立した。さらに他の残存する実験誤差の起源,例えば光物理などは追加的方法で排除した。この方法を単一分子バーストの解析の結果と組み合わせて,多種類の蛍光プローブで標識したDNAヘアピンの速度論を塩濃度の関数として研究した。ヘアピンの開放と閉鎖の速度および転移の平衡定数がヘアピンの標識に用いた染料分子の特性に依存することを見出した。能動的巨大分子の構造の速度論に対するレポータとしての染料分子を用いるときは十分な注意が必要である。

シソーラス用語： *DNA【核酸】 ,  *ヘアピン構造 ,  環化反応 ,  開環反応 ,  *反応速度 ,  蛍光標識 ,  化学平衡 ,  *蛍光染料 ,  *蛍光分光法 ,  *Bayes推定 ,  データ解析 ,  バースト ,  蛍光共鳴エネルギー移動
準シソーラス用語： *蛍光相関分光法 ,  光子バースト ,  単分子バースト

分類 (3件)： 分子構造と性質の実験的研究  (CB01020I) ,  有機化合物のルミネセンス  (BM08094A) ,  核酸一般  (EB04010U)

物質索引 (2件)： Cy3 ,  Cy5

タイトルに関連する用語 (8件)： Bayes推定 ,  蛍光相関分光法 ,  単一分子 ,  バースト ,  解析 ,  DNA ,  動力学 ,  染料