抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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筆者はリカードモデルと産業連関表との接合を図るべく,中間財を含む線形貿易モデルを提案した.本稿では,このモデルの応用例として,日米アジア10ケ国国際産業連関表データを用いて,日本,米国,中国からなる貿易国内のGDPの最大化,域内中間需要電力の最小化,日本の中間需要電力の削減を前提とした域内GDPの最大化,等の効果を試算した。日本は,これまでの「電力需要に合わせた電力供給力の確保」から「電力供.給力に合わせた電力需要の調整」へと,国家命題の大きな変更を迫られている。本稿は,このうちの産業用電力に対する需要の抑制を図りつつ,域内GDPの最大化を図るという2つの目標を,生産調整のみによって同時に達成しうることの可能性を論じた。