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J-GLOBAL ID:201202234221609687   整理番号:12A0584204

パイロットスケールでの飲料水処理によるMS2,Qβ,およびGAバクテリオファージの除去

Removal of MS2, Qβ and GA bacteriophages during drinking water treatment at pilot scale
著者 (10件):
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巻: 46  号:ページ: 2651-2664  発行年: 2012年05月15日 
JST資料番号: B0760A  ISSN: 0043-1354  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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病原性水系ウイルスの代理指標となりうるF-特異的RNAバクテリオファージ,MS2,Qβ,およびGAの除去を,パイロットスケールの従来型飲料水処理で,人為的にこれらバクテリオファージで個々にスパイクした河川水を使用して研究した。本研究の目的は,従来の前処理プロセス(凝集-フロキュレーション-沈降-砂濾過)とその後の限外濾過(UF)膜(完全処理プロセス)処理の有無によるMS2,Qβ,およびGAバクテリオファージの除去有効性を評価する標準的システムを開発することであった。3種のUF膜単独の特異的性能はバクテリオファージでスパイクした(i)前処理水および(ii)滅菌0.1 mM リン酸緩衝液(PBS)を使用して評価した。これら試験したUF膜は飲料水処理市場用に設計されていて,これら3種のバクテリオファージの界面特性が静電電荷および疎水性程度の点から飲料水処理による除去性能において変動を起こすと仮定した。結果の比較により,MS2およびQβ代理指標が同じ挙動を示して,GA代理指標では特に非定型であった。MS2およびQβバクテリオファージは清澄化およびその後の砂濾過プロセス後にほとんど除去されて(4.8以上の対数低減),ゲノム転写が完全処理プロセス後に4.0以上の対数低減で除去された。対照的に,GAバクテリオファージは清澄化とその後の砂濾過によってわずかに除去されるだけで,それぞれ1.7以下および1.2以下の対数低減であった。完全処理プロセス後に,GAバクテリオファージはそれぞれ2.2以下および1.6以下の対数低減で除去された。3種のUF膜の有効性に,有意差があり特にGAバクテリオファージで異なることを示した。MS2バクテリオファージは病原性水系ウイルスの代理指標としてヨーロッパおよびアメリカで広く使われている。本研究において,最悪の条件における病原性水系ウイルスの除去における飲料水処理の有効性の評価に,GAバクテリオファージがMS2よりも優れた代理指標の可能性があることを示した。GAバクテリオファージを考慮して,塩素消毒段階が完全な除去を保証した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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用水の物理的処理  ,  膜分離 
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