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J-GLOBAL ID：201202234232889258   整理番号：12A0947610

有機系太陽電池が動き出す 有機薄膜太陽電池開発の可能性と展望

著者 (1件)： 吉川暹 (京大)
資料名： 月刊ディスプレイ  (プロセスエンジニアのための月刊ディスプレイ)
巻： 18  号： 7  ページ： 1-8  発行年： 2012年07月01日 
JST資料番号： L4454A  ISSN： 1341-3961  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 有機薄膜太陽電池(OPV)は,有機半導体を光吸収層として用いた太陽電池で,分子設計に基づき多様性の高い半導体合成が可能で,軽量・安価・大面積・フレキシブルな太陽電池が可能であることから次世代型太陽電池の有力候補である。しかし,未だ効率がシリコン系の半分と低いことや,酸素・紫外光に弱く,20年という長期使用に耐える信頼性が得られていないなど問題も残されており,実用化に進んでいない。本稿では,OPVの開発動向を紹介した。新規有機半導体材料の開発動向をp型有機半導体,n型有機半導体についてそれぞれ開発状況を述べた。高耐久性の実現についてフラーレン誘導体,金属酸化物の利用,poly(3-hexylthiophene)/PCBM混合物などについての報告を紹介した。最後に,OPVの将来展望として,世界各国での開発プロジェクトの動向を紹介した。

シソーラス用語： 太陽電池 ,  高分子薄膜 ,  有機半導体 ,  光吸収 ,  分子設計 ,  *エネルギー変換効率 ,  改良 ,  *信頼性 ,  フラーレン ,  金属酸化物
準シソーラス用語： フラーレン誘導体 ,  開発動向 ,  信頼性向上 ,  *有機薄膜太陽電池

分類 (2件)： 太陽電池  (NC03084O) ,  有機化合物の薄膜  (BK14070L)

タイトルに関連する用語 (5件)： 太陽電池 ,  有機薄膜太陽電池 ,  開発 ,  可能性 ,  展望