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J-GLOBAL ID：201202234234126898   整理番号：12A0478423

線虫Caenorhabditis elegansの分散行動であるニクテイションはIL2ニューロンによって制御される

Nictation, a dispersal behavior of the nematode Caenorhabditis elegans, is regulated by IL2 neurons

著者 (10件)： LEE Harksun (Seoul National Univ. School of Biological Sci., Seoul, KOR) ,  CHOI Myung-Kyu (Seoul National Univ. School of Biological Sci., Seoul, KOR) ,  LEE Daehan (Seoul National Univ. School of Biological Sci., Seoul, KOR) ,  KIM Hye-Sung (Seoul National Univ. School of Biological Sci., Seoul, KOR) ,  HWANG Hyejin (Ewha Womans Univ., Seoul, KOR) ,  KIM Heekyeong (Yonsei Univ., Seoul, KOR) ,  PARK Sungsu (Ewha Womans Univ., Seoul, KOR) ,  PAIK Young-Ki (Yonsei Univ., Seoul, KOR) ,  LEE Junho (Seoul National Univ. School of Biological Sci., Seoul, KOR) ,  LEE Junho (Seoul National Univ., Seoul, KOR)
資料名： Nature Neuroscience  (Nature Neuroscience)
巻： 15  号： 1  ページ： 107-112  発行年： 2012年01月 
JST資料番号： W1370A  ISSN： 1097-6256  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： C.elegansのdauer幼虫のニクテイション(上半身を持ち上げて,頭部を振る運動)にはコリン性神経伝達が必要であった。遺伝子欠損などの実験結果は,頭部のIL2繊毛性ニューロンがニクテイションに必須である事を示した。繊毛除去変異体におけるIL2ニューロンの繊毛の回復は,ニクテイションを回復させた。IL2ニューロンの光遺伝学的活性化はニクテイションを引き起こした。このように,IL2ニューロンからのシグナルのみでニクテイションは生じる。ハエを運び屋として用いて,ニクテイションが幼虫を新たな場所に移動させるのに必要である事を示した。線虫のニクテイションは,居心地の悪い環境から離れる為の分散行動としての役割を持つようである。

シソーラス用語： *Caenorhabditis elegans ,  *動物行動 ,  *ニューロン ,  神経伝達 ,  神経伝達物質 ,  インターロイキン ,  繊毛 ,  脂肪酸
準シソーラス用語： *IL2ニューロン ,  *ニクテイション ,  インターロイキン12

分類 (2件)： 神経系一般  (EJ12010J) ,  個生態学  (EE03020H)

物質索引 (1件)： アセチルコリン

タイトルに関連する用語 (5件)： 線虫 ,  Caenorhabditis ,  行動 ,  IL2 ,  ニューロン