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J-GLOBAL ID:201202234245589652   整理番号:12A1117720

グルタチオンSトランスフェラーゼはDNA損傷シグナリングに関与するか? 分子疫学研究から明らかになったDNA損傷と修復との相互作用

Are glutathione S transferases involved in DNA damage signalling? Interactions with DNA damage and repair revealed from molecular epidemiology studies
著者 (7件):
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巻: 736  号: 1-2  ページ: 130-137  発行年: 2012年08月01日 
JST資料番号: C0520A  ISSN: 0027-5107  CODEN: MRFMEC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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グルタチオンS-トランスフェラーゼ(GSTs)は,酸化ストレスのコントロールおよび第二相代謝で重要な多重遺伝子族イソ酵素のメンバーである。非酵素的に作用してGSTsは細胞増殖,細胞分化,アポトーシスのシグナリング経路を調整する。分子疫学アプローチにより著者らは,DNA損傷プロセシングにおけるGSTsの潜在的関与,特に388名の健康な成人ボランティア;アスベスト,石毛あるいはガラス繊維に少なくとも5年間職業被爆した239名と149名のレファレンス対象者のグループでDNA修復の調整を調べた。著者らはコメットアッセイ(アルカリ単一細胞ゲル電気泳動)を用いてリンパ球のDNA損傷を測定した:鎖切断(SBs)とアルカリで不安定な部位,エンドヌクレアーゼIIIによる酸化ピリミジン,ホルムアミドピリミジンDNAグリコシラーゼによる酸化プリン。著者らはまた,赤血球のGST活性とリンパ球抽出液の塩基除去修復(BER)能を測定した。3つのGSTイソ酵素をコードする遺伝子の多型,即ちGSTM1とGSTT1の欠失およびGSTP1の単一ヌクレオチド多型Ile105Valを決定した。野菜とワインの摂取はDNA損傷および変調BERと負に相関した。GST活性は酸化塩基およびBER能と相関し,GSTP1,GSTT1,GSTM1の多型に依存して異なった。有意に低いBER速度はすべてのアスベスト側対象者と対応するレファレンスグループでホモ接合GSTT1欠失と関連していた。多因子解析は,GSTP1 Ile/Valホモ接合体で性別と被爆の影響を明らかにしたが,Ile/Ileホモ接合体では影響がなかった。これらの変異体はまた,主に被爆,性別,喫煙習慣とGSTP1遺伝子型との相互関係によって;そして性別と喫煙間の相互作用によってSBsレベルに影響した。これらの結果は,GST多型とGST活性がDNA安定性と酸化塩基の修復に明らかに影響することを示し,DNA損傷シグナリングを介するDNA損傷プロセシングでのこれらの蛋白質の潜在的な新しい役割が示唆された。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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分子遺伝学一般  ,  生物学的機能 
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