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J-GLOBAL ID:201202234271944681   整理番号:12A0691297

京菓子の伝統文化から新商品開発に関する一考察-京都企業「おたべ」を事例として-

A Study on the New Commodity Development into the Traditional Culture of Kyoto Confectionary-Case study on Kyoto business “Otabe”-
著者 (1件):
資料名:
号: 39  ページ: 75-83  発行年: 2012年03月31日 
JST資料番号: G0093D  ISSN: 1881-5731  CODEN: KDKOBM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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変革の時代にあって,京都の企業は世界的に認められたハイテク企業と伝統産業が共存しながら,高収益を挙げている。京都企業は,グローバルスタンダードとは一線を画しつつ,高い競争力を獲得している。その経営方法,付加価値の高い製品を生み出す開発力,事業継承のために行う革新まで,ユニークな手法について考察した。本論では,伝統産業の一つである京菓子業界にあって,消費者のニーズに合った新技術による商品開発と新市場開拓を成功させてきた「おたべ」を取り上げて,京都独自の経営風土の一瑞を明らかにした。初めの頃は「あれは八つ橋と違う」という批判的な老舗も多かったが,京土産として好まれ定着すると,他のメーカーも真似て作り始め,かえってそれが生八つ橋の普及にも役立った。やがて,京都の観光土産品でトップにまでなり,いまや大阪を含めて生八つ橋は23社が生産,販売するまでに発展した。京都にはベンチャービジネスが数多くあり,ベンチャーを支える風土が歴史的にあるといえる。京都の伝統産業界にも,ベンチャーの精神を持った若い企業家が確実に育っている。八つ橋業界のベンチャーといわれる「おたべ」が指標するビジョンは,「新・京菓子の創造」である。観光客を対象としたお東子から,地元の人々が日常繰り替えし食べる京菓子へと移行し,その評判が口伝えに全国に広がっていくという読みである。
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分類 (2件):
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経営工学一般  ,  食品工業一般 

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