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J-GLOBAL ID:201202234279294821   整理番号:12A0438587

塩基性硫黄化合物による個々のクラッキング触媒粒子の失活過程に関したミクロ分光学的な洞察

Microspectroscopic insight into the deactivation process of individual cracking catalyst particles with basic sulfur components
著者 (7件):
資料名:
巻: 419-420  ページ: 84-94  発行年: 2012年03月29日 
JST資料番号: D0691C  ISSN: 0926-860X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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流動床接触分解(FCC)触媒に及ぼすチオフェン類似触媒毒の影響と局在化を個々の粒子レベルで研究した。チオフェン類似触媒毒は,触媒物質のブレンステッド酸点と相互作用し,可視領域で光を吸収し,そして光を発するオリゴマー状のカルボカチオンとコーク種を生成した。同触媒のマトリックス成分はそのような吸光性種の生成に活性でなかった。これに対して,YおよびZSM-5ゼオライトはオリゴマー生成の誘発に非常に活性であり,その生成物分布はゼオライトの細孔構造に依存して異なった。アルカンおよびアルケンの接触分解研究とチオフェン実験の結果を比較すると,FCC粒子がn-ヘキサンに比べてチオフェン分子と反応する親和性が高いが,1-ヘキセンはブレンステッド酸点上でカルボカチオン種の生成でチオフェンと競合していることが明らかになった。さらに,異なる反応性が,異なる電子吸引性/供与性置換基と分子径を有するチオフェン類で観察された。著者らの結果は,カルボカチオンがコーク中間体であり,Yゼオライトを含むFCC粒子は大きくコーク生成を促進し,大きなスーパーケージはよりかさ高いコーク種に対応できることを示した。他方,ZSM-5を含むFCC粒子は狭い円柱型細孔内にカルボカチオンを安定化させ,コーク生成を低下させた。共焦点蛍光顕微鏡は,単一の粒子レベルで,サブミクロンの分解能で硫黄化合物の位置を解析できた。蛍光顕微鏡像はFCC粒子を横切って高度に明るい蛍光を有する不均一領域を明らかにした。これは,ゼオライト物質上のオリゴマー状カルボカチオンとコーク種の選択的生成に起因する。異なる置換基と径を有するチオフェン類の存在は,この方法によってまた研究された。これは,FCC触媒粒子上におけるチオフェン類似分子の反応性の差を空間的に分解した方法で同定するのに,共焦点蛍光顕微鏡が有力であることを例示している。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
不均一系触媒反応  ,  変性プロセス 

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