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J-GLOBAL ID：201202234302098490   整理番号：12A0960196

自動車ウェザーシール用新規TPVの開発

Development of New Corner Molding JSR EXCELINK TPV for Automotive Weather Seals

著者 (4件)： 大野法由 (JSR 機能高分子研) ,  小林雅人 (JSR 機能高分子研) ,  豊田暢之 (JSR 機能高分子研) ,  鼎健太郎 (JSR 機能高分子研)
資料名： JSRテクニカルレビュー  (JSR Technical Review (Japan Synthetic Rubber))
号： 119  ページ： 20-26  発行年： 2012年03月31日 
JST資料番号： G0998A  ISSN： 0916-7129  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自動車ウェザーシール用に変形復元性を改良したTPV(動的架橋型熱可塑性エラストマ)の開発につき報告した。3種のEPDM,2種のオレフォイン樹脂,架橋剤(ジアルキル系有機過酸化物)を用い二軸押出機混合,射出成形により5種のTPV試料を作製した。TPV試料の力学物性,圧縮変形復元性,流動性,モルフォロジーを引張試験,圧縮永久歪測定,メルトフローレート測定,TEMにより調べた。以上の結果に基づき,既存のTPV及び加硫EPDM発泡体と比べ良好な変形復元性を有するTPVを開発できた。本材料は従来のTPVと比べ低硬度化が可能となり物性,風合い共に加硫ゴムに近い材料である。そのため加硫ゴムが用いられる自動車部品の代替材として今後の展開が期待される。

シソーラス用語： 架橋【高分子】 ,  *熱可塑性ゴム ,  密封装置 ,  回復 ,  応力歪特性 ,  歪 ,  モルフォロジー ,  ゴム弾性 ,  架橋度 ,  ポリマブレンド ,  *EPDM ,  *ポリオレフィン ,  シーラント ,  部品
準シソーラス用語： *TPV【ゴム】 ,  ウェザーストリップ ,  シール ,  シール材 ,  圧縮永久歪 ,  架橋密度 ,  形状復元 ,  自動車部品 ,  動的架橋 ,  熱可塑性エラストマ

分類 (3件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  ゴム  (YH07020M) ,  橋かけ  (YH04100E)

引用文献 (7件)：

• 1) A. Y. Coran:RCT, 53, 141 (1980).
• 2) 小松公栄著:「熱可塑性エラストマー〈基礎・応用・市場・将来展望〉」,日刊工業新聞社,東京,(1995),p.118.
• 3) 化学経済,7月臨時増刊号,(2004),p.89.
• 4) 菊池裕,岡田哲雄,井上隆:日本ゴム協会誌,64, 540(1991).
• 5) J.C. Angola,井上隆:日本ゴム協会誌,69,540(1996).

タイトルに関連する用語 (3件)： 自動車 ,  TPV ,  開発