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J-GLOBAL ID：201202234393775554   整理番号：12A0799069

物流システム記述のための多重Ambient Calculus

The Multiple Ambient Calculus for Specifying Freight Systems

著者 (2件)： 樋口昌宏 (近畿大) ,  加藤暢 (近畿大)
資料名： 情報処理学会論文誌トランザクション(CD-ROM)  (情報処理学会論文誌 Computer Vision and Applications(CD-ROM))
巻： 2011  号： 2  ページ： ROMBUNNO.PUROGURAMINGU,VOL.5,NO.2,79-87  発行年： 2012年04月15日 
JST資料番号： L7379A  ISSN： 1882-7772  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文ではプロセス式の組により物流システムを記述する多重Ambient Calculusを提案する。多重Ambient Calculusでは,各プロセス式中の名前は共通名と個別名に分けられる。共通名を持つアンビアントに関する遷移はそれらの名前を共有するプロセスで同時に発生するという制約を多重Ambient Calculusの遷移規則に導入することでプロセス間の同期を表現する。本論文では多重Ambient Calculusの構文規則,遷移規則を定義し,多重プロセス間の弱双模倣等価関係について述べるとともに,それらに関する基本的な諸性質について述べる。また,いくつかの記述例を通して,多重Ambient Calculusにより,個々の貨物の取扱いについて個別のプロセス式として記述することができることを示す。そのような記述により,通常のAmbient Calculusと比較して物流システムの持つ対称性,並行性をより適切に表現できるとともに,貨物の追加削除の際の式の変更作業も容易になる。(著者抄録)

シソーラス用語： *システム記述言語 ,  *計算モデル ,  シミュレーション ,  物的流通 ,  *物流システム ,  並行処理 ,  貨物 ,  多重化 ,  制約条件
準シソーラス用語： *Ambient Calculus ,  バイシミュレーション

分類 (3件)： 応用プログラミング言語  (JD03052Y) ,  計算理論  (JB02000A) ,  物的流通  (KA08000O)

引用文献 (16件)：

• [1] Cardelli, L and Gordon, A.D.:Mobile Ambients, Theo-retical Oomputer Science,Viol.240, PP.177-213(2000).
• [2] 吉岡信和,田原康之,本位田真一:モバイルエージェントによる柔軟なコンテンツ流通を実現するアクティブコンテンツ,情報処理学会論文誌:データベース,Vol.44,No.SIG18(TOD 20), pp.45-57(2003).
• [3] Giannini, P., Sangiorgi, D. and Valente, A.: Safe Ambients:Abstract Machine and Distributed Imple-mentation, Science of Computer Programming, Vo1.59,Issue 3, pp.209-249(2006).
• [4] 岡田翔太,馬谷誠二,林 奉行,八杉昌宏,湯淺太一:Safe AmbientsのためのJavaフレームワーク,情報処理学会論文誌プログラミング,Vol.4, No.3, pp26-41(2011).
• [5] 日本経済新聞社:海上コンテナの位置追跡,日本経済新聞2007年1月24日発行夕刊3面(2007)。

タイトルに関連する用語 (3件)： 物流システム ,  記述 ,  多重