抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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黒条は,加熱筒内で滞留し分解した樹脂や異材が混入した場合や,可塑化中にエアーやガスが樹脂に巻き込んだり,これが射出時に激しいせん断発熱を伴って金型に充填されたときに樹脂が分解した場合に,成形品表面や内部に黒い筋状のものとして現れる現象である。加熱筒内の樹脂の滞留分解焼けの場合,空打ちをしてみると一時的に良くなるが数ショット後にまた出始める。加熱筒温度を下げると出方は少なくなるが,また出始める。その対策につき説明した。また,可塑化時にガスやエアーを巻き込んだ樹脂が射出された場合の対策についても説明した。耐熱性が低い樹脂が加熱筒内に残り,次に成形する樹脂の設定温度が高い場合,耐熱性の低い樹脂は分解焼けが出やすい。黒い樹脂がスクリューなどに付着した場合も成形品に黒い筋が入るので,色替え不良か材料置換不良かを見極めておく必要がある。逆流防止弁やスクリューフライト部に異常が出た場合の対策,ホットランナーの一部で滞留や局部的なオーバーヒートが発生した場合の対策についても説明した。熱安定性の悪い樹脂が射出時に大きなせん断作用を受けた場合,ゲート径が細すぎる場合や未可塑樹脂を無理やり高速射出した場合などは分解焼けが出る。黒点は成形品の表面や内部に炭化樹脂の塊や黒い異物が出る現象である。スクリュー表面に厚く層状に黒化樹脂を発生させないようにする対策と,スクリューなどについた黒化物を出にくくする方法につき説明した。また,スクリューデザインやスクリューの表面処理の検討,安定剤,滑剤,難燃剤を含めた材料の検討,外部からゴミが入らないようにすることも必要である。