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J-GLOBAL ID:201202234500257715   整理番号:12A1009766

N,N,N′,N′-テトラメチルジグリコールアミドの物理的性質とそのジルコニウム,ランタニド及びアクチニドとの錯形成の熱力学研究

Physical properties of N,N,N′,N′-tetramethyl diglycolamide and thermodynamic studies of its complexation with zirconium, lanthanides and actinides
著者 (4件):
資料名:
巻: 293  号:ページ: 689-697  発行年: 2012年08月 
JST資料番号: B0949B  ISSN: 0236-5731  CODEN: JRNCDM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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N,N,N′,N′-テトラメチルジグリコールアミド(TMDGA)の結晶構造,溶融範囲,分解温度,水と有機相における溶解度,そして二相系における分配率を研究した。水溶性であり,ケロセンまたは30%トリアルキルホスフィンオキシド(TRPO)/ケロセンには極めて低い溶解度であるTMDGAは,高レベル廃棄物からアクチニドを分配するため開発されたTRPOプロセスにおける剥ぎ取り剤として作用するという主要な要求には適合している。勾配分析,エレクトロスプレーイオン化質量スペクトル分析(ESI-MS)及び分光測光滴定によれば,弱いか中程度の酸性水溶液において,3分子までのTMDGAがZr<sup>4+</sup>,三価のランタニド(Ln<sup>3+</sup>),三価のアクチニド(An<sup>3+</sup>)または四価のアクチニド(An<sup>4+</sup>)と錯形成する。液液抽出法により決定したこれらの錯形成定数は4f及び5f元素の静電モデル及び4dの遷移元素の共役モデルの予測と桁で一致する:Ln<sup>3+</sup>~An<sup>3+</sup><An<sup>4+</sup>≪Zr<sup>4+</sup>。アクチニドカチオンの加水分解,特にAn<sup>4+</sup>は低い酸性度の溶媒中で錯形成の安定性を減らす。加えて,水溶液の酸性度と温度の効果を調べた。Np<sup>4+</sup>錯体への温度の明確な影響が無いことを見出した。しかしながら,Am<sup>3+</sup>とPu<sup>4+</sup>,特にそれらのTMDGAとの1:1または1:2錯体への影響はかなりあった。TMDGAのAn<sup>3+</sup>とAn<sup>4+</sup>への強い親和性は,TRPOからn<sup>3+</sup>とAn<sup>4+</sup>を剥ぐ能力を示唆している。Copyright 2012 Akademiai Kiado, Budapest, Hungary Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (5件):
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抽出  ,  放射性廃棄物  ,  第3族元素の錯体  ,  第4族,第5族元素の錯体  ,  脂肪族アルコール 
物質索引 (1件):
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