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J-GLOBAL ID:201202234672818514   整理番号:12A1750431

ゼオライト触媒を用いたリグニンの接触的迅速熱分解における形状選択性の役割

The role of shape selectivity in catalytic fast pyrolysis of lignin with zeolite catalysts
著者 (8件):
資料名:
巻: 447-448  ページ: 115-123  発行年: 2012年12月07日 
JST資料番号: D0691C  ISSN: 0926-860X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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4種のゼオライト触媒を用いたリグニンの接触的迅速熱分解(CFP)を研究し,同反応におけるゼオライトの形状選択性の役割を決定した。それらゼオライトは,ZSM-5,モルデナイト,β,およびYゼオライトを含み,それらゼオライトは5.6Åと7.6Åの間の結晶学的に測定された静的な細孔径を有していた。リグニンに由来する酸素化合物と芳香族炭化水素を含む熱分解生成物の分子次元は,量子化学計算法を用いて計算した。650°Cにおける4種のゼオライトの有効細孔径は,分子径とCFPにおける熱分解生成物の転化挙動を解析して決定した。結果は,CFPの高温条件下におけるゼオライト細孔構造の熱的歪みが,結晶学的に決定されたゼオライトの細孔径を2.5~3.4Å大きくすることを示唆した。それ故に,静的な細孔径よりかなり大きな分子径を有する多くのリグニン由来の酸素化合物は,ゼオライトの細孔内に入ることが出来,CFP試験で効率的に転換された。しかしながら,シリンギルリグニンに由来するかさ高いモノリグノール類は,分子径による除外または細孔の閉塞に起因してZSM-5およびモルデナイトゼオライトによって効果的に転換されなかった。4種のゼオライトの間で,ZSM-5は最高の芳香族炭化水素収率を与え,これに,β,モルデナイト,そしてYゼオライトなる序列が続いた。βおよびYゼオライトは,リグニン由来の酸素化合物を脱酸素する最も有効な触媒であった。この解析は,針葉樹材のCFPにおいて,ZSM-5が満足のゆく脱酸素と芳香族炭化水素の生成を同時に達成できることから最適な触媒であり,他方,広葉樹材原料に対しては,βゼオライトがシリンギルリグニン由来のかさ高い酸素化合物の転換に用いられることを示した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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不均一系触媒反応  ,  合成鉱物 
タイトルに関連する用語 (5件):
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