抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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厳密に区別するための一つのツールである著者の識別子について,テキストによる表現としての著作物を対象として,その重要性と利用形態で異なる識別子,付随して起こるプライバシーとライセンスの問題について論じた。著者の区別を行うための識別子は,通常英数字文字列で表現され,利用目的はデータベースの作成初期に想定され,多様な利用形態の中で変化すると述べた。図書館目録や学術論文データベース等の例から,著者の識別子は,システムのオープン化の中で多様な付加価値を獲得していくと述べた。様々な利用形態では,図書館目録・学術出版データベース・リポジトリ・研究者ディレクトリの研究者などについて,その特徴を述べた。さらに全体を包括する著者の識別子として,様々な用途を想定した識別子について,研究者識別子ORCIDやISNI,国立情報学研究所の研究者リゾルバーなどを紹介した。プライバシーとライセンスの問題としては,EUデータ保護法や日本の個人情報保護法について述べた。