抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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オーステナイト化後,等温的に725と340°Cで連続保持して低炭素Fe-0.05C-2.9Mn-1.8Si合金中の同素形態フェライト表面上のベイナイト板の結晶方位を解析した。約80%のフェライト同素形態は,オーステナイト結晶粒の1つとKurdjumov-Sachs方位関係を示した。同素形態フェライトとほぼ正確なKurdjumov-Sachs方位関係を持つ結晶粒内では,ベイナイト板状結晶がフェライトの同素形態と同じ変異体と共に核生成した。Kurdjumov-Sachs方位関係から僅かに外れた結晶粒内では,ベイナイト板状結晶がフェライトの同素形態と近似した変異体を選択した。不合理なフェライト/オーステナイト境界では,変異体選択は起こらなかった。Kurdjumov-Sachs方位関係の核生成可能性および不合理な結晶粒界について,フェライトと低エネルギー境界を形成するベイナイト核の変異体能力,および結晶粒界異動度差から生じる炭素ビルドアップ量差の可能性の観点から論じた。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.