文献

J-GLOBAL ID：201202234859505382   整理番号：12A1064520

薄膜複合材料の膜の構造及び性能に与える製造条件の影響

Effect of the Manufacturing Conditions on the Structure and Performance of Thin-Film Composite Membranes

著者 (6件)： ZHANG Rui-Xin (Katholieke Universiteit Leuven, Leuven, BEL) ,  VANNESTE Johan (Katholieke Universiteit Leuven, Leuven, BEL) ,  POELMANS Lore (Katholieke Universiteit Leuven, Leuven, BEL) ,  SOTTO Arcadio (Rey Juan Carlos Univ., Madrid, ESP) ,  WANG Xiao-Lin (Tsinghua Univ., Beijing, CHN) ,  VAN DER BRUGGEN Bart (Katholieke Universiteit Leuven, Leuven, BEL)
資料名： Journal of Applied Polymer Science  (Journal of Applied Polymer Science)
巻： 125  号： 5  ページ： 3755-3769  発行年： 2012年09月05日 
JST資料番号： C0467A  ISSN： 0021-8995  CODEN： JAPNAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 薄膜複合材料(TFC)の膜の構造及び性能に与える製造条件の影響について調べた。TFCは浸漬析出法で形成された多孔質のポリ(エーテルスルホン)(PES)支持層上で界面重合で合成された超極薄ポリアミド(PA)層から構成されている。PES支持層に対する湿潤前処理,初期注入成形厚み,及び相対空気湿度の役割を調べた。湿潤前処理及び高湿度での注入成形は表面薄層に欠陥を生じるので避けるべきであることが分かった。PA層に対しては,片面をピペラジン(PIP)溶液に接触させ,片面は空気に曝すことで高い膜フラックスが得られることが分かった。乾燥工程でのPIP溶液の欠乏で結節状PA構造がPES層のマクロボイドに生成することが分かった。また,乾燥工程の割愛は大きな性能低下を招かないことが分かった。最終的に,硬化時間は8分が最適であることが分かった。更に,これらの現象の発現メカニズムについて議論した。

シソーラス用語： 多孔質体 ,  *薄膜 ,  *複合材料 ,  構造解析 ,  *ポリエーテルスルホン ,  *ポリアミド ,  湿度 ,  乾燥 ,  硬化 ,  走査電子顕微鏡 ,  窒素複素環化合物

分類 (2件)： 各種紙製品・紙製容器  (YL04030O) ,  押出成形  (YH04040N)

物質索引 (2件)： トリメソイルクロリド ,  ピペラジン

タイトルに関連する用語 (3件)： 薄膜 ,  複合材料 ,  製造条件