抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本が国際宇宙ステーション(ISS)に搭載した超伝導サブミリ波放射計SMILESによってもたらされる地球大気成層圏の精緻観測の結果を紹介し,現在新たな展開をみせているサブミリ波帯大気環境リモートセンシングへの期待を述べる。SMILESはISSから地球大気のリム放射を観測する際に測器の視線方向を変化させていくことで,対流圏から中間圏にかけての異なる接線高度での大気リムスペクトルを取得する。太陽非同期軌道をとることにより2カ月程度のデータを積算することで24時間の日変化を連続的に追う観測が実現される。L2r解析によってSMILES観測データを反転解析した結果の一部として,冬期極渦内でのオゾン破壊,低緯度帯におけるHO
2高度分布の日変化について紹介する。近年提案されている次期サブミリ波地球観測ミッション,地球以外の太陽系惑星の研究へも本格的に利用され始めていることを述べる。