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J-GLOBAL ID:201202234953862334   整理番号:12A0311738

キンギョのナフテン酸類への急性及び亜慢性曝露は各種宿主防御応答を誘発する

The acute and sub-chronic exposures of goldfish to naphthenic acids induce different host defense responses
著者 (8件):
資料名:
巻: 109  ページ: 143-149  発行年: 2012年03月 
JST資料番号: B0823B  ISSN: 0166-445X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ナフテン酸類(NAs)は,カナダの北部Albertaにおける油砂採鉱産業により生じた油砂工程影響水(OSPW)中の主要な毒性成分であると信じられている。著者らは,最近NAsの経口曝露が哺乳類の免疫応答を変化させることを報告したが,水中生物の免疫機構に及ぼすOSPWあるいはNAsの影響については十分に解明されていない。著者らは,キンギョの免疫応答に及ぼすNAsの急性及び亜慢性曝露の影響について,2種の前炎症性サイトカイン遺伝子の発現,マクロファージの抗菌機能及び原虫病原体(Trypanosoma carassii)感染後の宿主防御を測定することにより分析した。NAs曝露1週間後に,魚は鰓,腎臓及び脾臓において前炎症性サイトカイン(IFNγ,IL-1β1,TNF-α2)の発現の増加を示した。NAs曝露1週間の魚の初期マクロファージは,一酸化窒素及び活性酸素中間体の産生増加を示した。NAs20mg/Lに1週間曝露したキンギョは,T.carassii感作に対してより抵抗性を示した。これに対して,キンギョのNAsへの亜慢性曝露(12週間)は,鰓,腎臓及び脾臓における前炎症性サイトカインの発現の減少を起こした。NAsへの亜慢性曝露は,キンギョのT.carassii感染制御能を減少させ,魚の死亡率の劇的な増加の典型を示し,また血液中の寄生虫負荷を増加させた。これは,水中脊椎動物の免疫系に及ぼすOSPW中の汚染物質の影響を分析した最初の報告である。著者らは,本研究において記述した生物検定法がOSPW浄化方法の有効性及び多様な環境汚染物質の評価を分析するための価値ある手段であると信じている。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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動物に対する影響  ,  その他の汚染原因物質 

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