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J-GLOBAL ID：201202234960084541   整理番号：12A1123125

いま種間競争を問いなおす:繁殖干渉による挑戦 特集にあたって:繁殖干渉の歴史的な位置づけと行動生態学的な背景

著者 (4件)： 本間淳 (Univ. Jyvaeskylae) ,  岸茂樹 (東大 大学院農学生命科学研究科) ,  鈴木紀之 (東北大 大学院生命科学研究科) ,  京極大助 (京大 大学院農学研究科)
資料名： 日本生態学会誌  (Japanese Journal of Ecology)
巻： 62  号： 2  ページ： 217-224  発行年： 2012年07月30日 
JST資料番号： G0845B  ISSN： 0021-5007  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 繁殖干渉とは,不完全な種認識から生じてしまう異種間の繁殖行為のことで,あらゆる負の種間相互作用を指す。ここでは,まず,群集研究における種間競争とニッチの位置づけについて概観した。まず,群集生態学において繁殖干渉に着目すべき理由を明確にし,繁殖干渉が生じる要因について行動生態学の立場から説明した。種間の繁殖行動という間違いが,適応的な行動の帰結として普遍的に存在することが明らかとなり,また,繁殖干渉がこれまで生態学者によってほとんど注目されなかった理由も明らかになろう。群集研究における種間競争の位置づけの変遷について,また,繁殖干渉が生じる仕組みについて詳細に説明した。

シソーラス用語： *生態学 ,  *種間競争 ,  *繁殖行動 ,  *干渉 ,  生息環境 ,  生息場所 ,  群集 ,  交雑 ,  *生物相互作用
準シソーラス用語： ニッチ ,  異種間交配 ,  *群集構造 ,  群集生態学 ,  種間相互作用

分類 (1件)： 異種生物間相互作用  (EE01050A)

引用文献 (48件)：

• ANDERSSON, M. Sexual Selection. 1994
• ARNQVIST, G. Sexual Conflict. 2005
• AZAELE, S. Dynamical evolution of ecosystem. Nature. 2006, 444, 926-928
• BURDFIELD-STEEL, ER. Reproductive interference. Current Biology. 2011, 21, R450-R451
• CONNELL, JH. Diversity in tropical rain forests and coral reefs. Science. 1978, 199, 1302-1310

タイトルに関連する用語 (5件)： 種間競争 ,  繁殖干渉 ,  歴史 ,  行動生態学 ,  背景