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J-GLOBAL ID：201202235062788709   整理番号：12A1122498

腸管出血性大腸菌EDL933株における酸抵抗性経路の転写活性化に対する,プロファージがコードするAraC様調節因子PatEの関与

Involvement of PatE, a Prophage-Encoded AraC-Like Regulator, in the Transcriptional Activation of Acid Resistance Pathways of Enterohemorrhagic Escherichia coli Strain EDL933

著者 (9件)： BENDER Jennifer K. (Univ. Melbourne, Melbourne) ,  PRASZKIER Judyta (Univ. Melbourne, Melbourne) ,  WAKEFIELD Matthew J. (Univ. Melbourne, Melbourne) ,  WAKEFIELD Matthew J. (Eliza Hall Inst. Medical Res., Victoria, AUS) ,  HOLT Kathryn (Univ. Melbourne, Melbourne) ,  TAUSCHEK Marija (Univ. Melbourne, Melbourne) ,  ROBINS-BROWNE Roy M. (Univ. Melbourne, Melbourne) ,  ROBINS-BROWNE Roy M. (Royal Children’s Hospital) ,  YANG Ji (Univ. Melbourne, Melbourne)
資料名： Applied and Environmental Microbiology  (Applied and Environmental Microbiology)
巻： 78  号： 15  ページ： 5083-5092  発行年： 2012年08月 
JST資料番号： A0427A  ISSN： 0099-2240  CODEN： AEMIDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 腸管出血性大腸菌がAraC様の調節因子を有するか否かを明らかにするために,O157:H7株であるEDL933株ゲノムのin silico解析を行った。その結果,プロファージによってコードされるpatE遺伝子を見いだし,この遺伝子の発現が定常期に誘導されることを示した。マイクロアレイ解析からは,PatEが酸耐性経路に関与する遺伝子の転写を活性化し,熱ショック蛋白質の遺伝子などをダウンレギュレートすることがわかった。PatEは酸ストレスシャペロン遺伝子hdeAのプロモーター領域に特異的に結合することで,その転写を活性化した。PatEの発現増強により,酸性環境での生存能が向上することも明らかとなった。

シソーラス用語： 大腸菌O157 ,  *病原性大腸菌 ,  遺伝学 ,  *転写因子 ,  *DNA結合タンパク質 ,  遺伝的調節 ,  耐酸性 ,  ストレス ,  遺伝子 ,  プロモーター領域 ,  結合部位 ,  耐性 ,  プロファージ
準シソーラス用語： hdeA遺伝子 ,  *PatE ,  ゲノム解析 ,  ストレス耐性 ,  遺伝子発現調節 ,  酸ストレス ,  *腸管出血性大腸菌 ,  転写調節

分類 (2件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  微生物生理一般  (EG03051L)

タイトルに関連する用語 (6件)： 腸管出血性大腸菌 ,  酸抵抗性 ,  経路 ,  転写活性化 ,  プロファージ ,  調節因子