抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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船舶運航に関わる無線通信と電波航法の発展の歴史を振り返り,GPS(衛星測位システム)の果たす役割とその測位原理と発展を概観した。初めに,海上での情報通信技術の歴史を記述し,国際海事衛星機構(インマルサット)によって世界中どこへでも電話が通じるようになったこと,GMDSS(全世界的な海上遭難安全(通信)システム)によって海上遭難者を捜索救助する体制が創設されたこと,AIS(船舶自動識別装置)によって船の位置を把握するとともに双方向通信を用いて多種多様な情報をやり取りすることが可能になったことを紹介した。次に,GPSの誕生から現状を記した。GPSは米国の航法衛星システムの固有名詞であるが,ロシア,EU,中国等における同様のシステムについても紹介した。