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J-GLOBAL ID:201202235140437128   整理番号:12A1515512

銅-ニトロキシドに基づく切替え可能分子磁石における光誘起スピン動力学のWバンド時間分解電子常磁性共鳴研究

W-Band Time-Resolved Electron Paramagnetic Resonance Study of Light-Induced Spin Dynamics in Copper-Nitroxide-Based Switchable Molecular Magnets
著者 (10件):
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巻: 134  号: 39  ページ: 16319-16326  発行年: 2012年10月03日 
JST資料番号: C0254A  ISSN: 0002-7863  CODEN: JACSAT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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分子磁石Cu(hfac)2LRは安定ニトロキシドラジカルを有する銅(II)の交換結合に基づく新型光スイッチング可能材料を示した。これらの化合物の光誘起スピン状態が多くのスピン交差化合物について良く知られた光誘起励起スピン状態捕獲現象に類似して低温で数時間の時間規模にわたり準安定であることを最近見いだした。先の研究はEPRがCu(hfac)2LR系列の光誘起スピン状態変換と緩和を連続波モードで調べることを可能にすることを示した。しかしながら,これらの化合物における光誘起スピン動力学はいままでサブ秒時間規模で調べられていなかった。ここでは,Cu(hfac)2LRにおける光誘起スピン状態切替えと緩和に関するナノ秒時間分解能を有する初めての時間分解(TR)EPR研究を報告した。スペクトル分解能を増強するため,高周波TR EPRをWバンド(94GHz)で使用した。低温(液体He)で固相化合物Cu(hfac)2LRへのTR EPR適用の特徴と光スイッチング/緩和研究に対して開発したアプローチを考察した。その後T=5~21Kで励起スピン状態の速度論を解析した。光誘起スピン状態が100nsよりも短い時間遅れで形成されることを見いだした。また,励起状態の観測した緩和が温度に直線的に依存する減衰速度でもってナノ秒時間規模で指数関数的であることを見いだした。これらの過程の可能性機構を提案して考察し,先に得たCE EPRデータとそれらを比較した。
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分類 (2件):
分類
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第11族,第12族元素の錯体  ,  錯体のEPR 
物質索引 (1件):
物質索引
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