オーステナイト-フェライト二相鋼-正の平均応力効果中における微小亀裂発生と成長

POLAK J.; PETRENEC M.; MAN J.; OBRTLIK K.

文献

J-GLOBAL ID：201202235457428264 整理番号：12A0565233

オーステナイト-フェライト二相鋼-正の平均応力効果中における微小亀裂発生と成長

Initiation and short crack growth in austenitic-ferritic duplex steel-effect of positive mean stress

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資料名：
巻： 35 号： 3 ページ： 257-268 発行年： 2012年03月
JST資料番号： H0708A ISSN： 8756-758X CODEN： FFESEY 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

オーステナイト-フェライト二相鋼の疲労寿命に関するパラメータを見つけるために,対称サイクリングおよび正の平均応力サイクリング中で,サイクリック荷重される軽微な切り欠きを持つ物体上で試験を実施した。微小亀裂発生および成長に関する平均応力効果を,疲労寿命低下のメカニズムを明らかにする目的で,調査した。試片としては,オーステナイト-フェライト二相鋼,SAF2507を利用した。オーステナイト-フェライト二相鋼におけるサイクリック応力歪応答,疲労寿命および微小亀裂成長の実験的研究により,次の結論を導いた。1)平均応力をともなうサイクリック荷重は対称サイクリングに比較し,さらに安定な繰返し応力歪応答を招く。2)疲労寿命は150MPaより小さい平均荷重に対して平均応力増につれて顕著に低下する。3)軽微な切り欠きを持つ物体の微小亀裂の成長機構は対称サイクルおよび平均応力サイクル下のものと似ている。4)平均応力の存在におけるサイクリッククリープによる平均単調歪は疲労亀裂早期発生および発生亀裂の増大化に貢献する。5)正の平均応力によるサイクリングにおいては亀裂発生時期を無視できて,また,疲労寿命は亀裂成長係数および発生亀裂のサイズから推定できる。

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金属材料

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