抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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CIC(ケーブル・イン・コンジット)導体の性能を正確に把握するためには,導体内部の素線軌跡を知らねばならない。本研究では,CIC内部の各素線軌跡を抵抗測定により求め,撚線機によるケーブル製造工程を模擬し,幾何学的に素線軌跡を推定する方法を示した。また,素線に蓄積される弾性エネルギーを考慮して,ケーブルの圧縮収納工程を模擬し,エネルギーが平衡となるような素線軌跡を解析した。解析により得られた素線軌跡の妥当性を検証するため,アスペクト比や接触状態をパラメータとして,幾何学的手法のみによる場合,弾性エネルギーを考慮した場合の解析および測定結果を比較し,弾性エネルギーを考慮した場合の解析結果は,測定結果とよく一致することを示した。これにより,弾性エネルギーを考慮した素線軌跡解析法の妥当性が立証された。