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J-GLOBAL ID:201202235547505136   整理番号:12A1431532

Bacillus cereus属の病原性株によって産生されるエンテロトキシンの検出へのMALDI-TOF質量分析の適用

Application of MALDI-TOF mass spectrometry for the detection of enterotoxins produced by pathogenic strains of the Bacillus cereus group
著者 (13件):
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巻: 404  号: 6-7  ページ: 1691-1702  発行年: 2012年10月 
JST資料番号: E0425B  ISSN: 1618-2642  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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Bacillus cereus属の様々な種によって産生される細胞毒素K1(CytK1)と非溶血性エンテロトキシン(NHE)などのエンテロトキシンは,下痢症食中毒事件(NHE)と関係する。CytK1の検出は,市販の試験キットで不可能である一方,NHEは免疫学的キット(TECRA)によって認識されるが,このキットは,ポリクローナル抗体に基づくのでこの蛋白質を特異的に標的としない。エンテロトキシンの研究のためのふさわしい手段の欠如が,食品の安全性リスクの微生物評価での正確な危険因子の確認と特性化の可能性を阻害することが明らかである。筆者らは,B.cereus属の病原性株によって産生されるCytK1とNHEの検出に1D電気泳動からの蛋白質消化物を利用するマトリックス支援レーザー脱離イオン化質量分析(MALDI-TOF/MS)を適用した。CytK1とNHEの3成分の中の2成分の分泌が種々のB.cereus培養液の上清中に確認された。筆者らは,エンテロトキシンを分泌するそれぞれの蛋白質に食中毒のスクリーニングに利用することができるバイオマーカーを導入した。例えば,2,310.2と1,192.5Daのトリプシンペプチドが,CytK1とNheAのインジケーターとしてそれぞれ利用される。MALDI-TOF/MSとTECRAキットの比較は,筆者らの方法がすぐれ,NheAの特異的な検出の競合的長所を持つことを示した。したがって,MALDI-TOF/MSが,食品媒介アウトブレイクでのB.cereus属の菌株の関与を決定するためのリスク評価法に成功裏に組み入れられる。Copyright 2012 Springer-Verlag Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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有機化合物の物理分析  ,  生物物理的研究法 

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