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J-GLOBAL ID:201202235587878431   整理番号:12A0625411

超高速赤外分光法によって調べた葉酸中の光誘起電子移動

Photoinduced Electron Transfer in Folic Acid Investigated by Ultrafast Infrared Spectroscopy
著者 (3件):
資料名:
巻: 116  号: 10  ページ: 3467-3475  発行年: 2012年03月15日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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フェムト秒時間分解赤外分光法によってアニオン形(pH10)で葉酸のプテリンと4-アミノベンゾイルサブユニット間の超高速励起状態ETを観察し,葉酸中励起状態電子移動(ET)の立体配座制御を調べた。2.0psの観測した寿命忠実さに一致して「U」立体配座中葉酸についてMarcus理論から2.5psのET寿命を推定した。逆ET反応を通した基底状態復帰は5ps以内に瞬時に起こり,一重項励起状態を迅速に消光する。水:DMSO混合溶媒中,ETは葉酸が一層開放した立体配座を採用し,有効ドナー-アクセプタ距離を増し,結合エネルギーを縮減するので一層不適格になる。対照的に,低pH(6.0)で葉酸カチオン形ではETを観察できない。この事例では,初期の一重項励起状態は葉酸のプテリン部分上に局在化し,励起状態電荷分布は時間と共に進展する。過渡的赤外スペクトル中の変化によって三重項への項間交差により起こるプテリンの電荷再分布を特性化した。ET消光経路のない場合励起状態寿命ははるかに長い。これらの結果は葉酸の光劣化と毒性機構へ洞察を提供する。葉酸の閉じた立体配座中の超高速分子内ETは励起状態を迅速に消光し,効率的三重項状態生成を防止する。しかるに,超高速分子内ETと一重項励起状態の迅速消光を可能にする葉酸の立体配座は葉酸の光励起を伴う病因経路を阻害する重要役割を演じる。
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分類 (3件):
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アミノ酸  ,  ビタミンB群  ,  有機化合物の赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル 
物質索引 (4件):
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