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J-GLOBAL ID:201202235628152548   整理番号:12A1169151

〈輸送の三原則〉VDRデータを用いた船体応答関数の推計

著者 (1件):
資料名:
号: 180  ページ: 74-79  発行年: 2012年03月30日 
JST資料番号: G0250A  ISSN: 0919-9985  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ウェザールーチング(WR)とは気象・海象を予測し,船舶の耐航性を考慮して航路を選定する気象航法である。WRは数学的には制約付き最大化問題として記述することができる。本研究では,容易に利用可能なデータのみを用いてWRで利用する船体応答関数を推計するため,実船の実際の航海から得られた航海情報記録装置(VDR)データのみを用いて船体応答関数を推計し,その当てはまり具合を検討した。本研究で行った船体応答関数の推計では,おおむね理論と矛盾しない結果が得られた。風圧抵抗は相対風速の二乗に比例し,風圧抵抗の船首船尾線方向への分力は相対風向のcos関数によって表されることが確認された。VDRデータから得られる情報のみで,WRで使用する船速低下量の7割弱を説明できることが示された。本研究はまた,いかなる場合に船体応答関数の推計誤差が大きくなるかを明らかにした。これらは,第一に,風が船舶の斜め前方から吹いている場合である。このとき推計誤差が大きくなるのは,ローリングやヨーイング等の船体の回転運動に,風の影響が吸収されているためと考えられる。第二に,相対風速が小さい場合である。このときはデータのバリエーションが小さくなるために推計誤差が大きくなる。さらに,風が船舶の真後ろから吹いている場合には,予想と異なり,速力が低下するという結果が得られた。これは追い波によるプロペラの空転を表しているのかも知れない。
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分類 (2件):
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船舶性能  ,  航海と実務 
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