抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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CVDを鋼板の仕上焼鈍工程に組み込んだ連続浸珪プロセスにより6.5%けい素鋼板が量産されるようになった。鉄損特性に優れた6.5%けい素鋼板をコア材に適用した脱レアアースモータとしてのスイッチドリラクタンスモータ(SRM)の製造について述べた。電気自動車分野における小型脱レアアースモータニーズが高まっており,SRMに着目して,モータ設計を見直すともに鉄心に低鉄損の6.5%けい素鋼板を用いて,IPMモータと同レベルのトルク,効率を有するSRMを開発した。ここでは6.5%けい素鋼板を含む高けい素鋼板の特徴および試作を行ったSRMの特性について述べる。6.5%けい素鋼板を用い外径269mm,軸長156mm,極数は18/12極のSRMを鉄心材料に6.5%Si鋼を用い,3%Si鋼(35A300)を比較鋼として試作した。モータ効率に及ぼす鉄心材料の影響を数値解析を行った。6.5%けい素鋼板の使用により,磁石を用いないSRMで,IPMモータと遜色のない非常に優れた効率が得られた。目標とする50kW以上の出力が達成されており,効率も4000rpmで94%を得た。