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J-GLOBAL ID:201202235937615765   整理番号:12A1104769

内部加水分解可能ミセルポリエチレングリコールハイドロゲル中のゲル特性と間質細胞の骨形成分化

Gelation Characteristics and Osteogenic Differentiation of Stromal Cells in Inert Hydrolytically Degradable Micellar Polyethylene Glycol Hydrogels
著者 (4件):
資料名:
巻: 13  号:ページ: 2073-2086  発行年: 2012年07月 
JST資料番号: W1325A  ISSN: 1525-7797  CODEN: BOMAF6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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組織培養でポリエチレングリコール(PEG)ハイドロゲルの利用は再生部における耐久性に制限される。内部加水分解可能PEGベースハイドロゲルを作成するために,星状ポリエチレングリコール-co-ラクチドアクリル酸エステル(SPELA)マクロモノマーを短いラクチド断片(マクロモノマーあたり1.5ラクチド以下)を使用して合成した。SPELAハイドロゲルはゲル化時間,弾性率,水分含有率,ゾル画分,分解反応,封入した骨髄間質細胞(MSCs)の骨形成分化について特性を調べた。SPELAハイドロゲルの特性は直鎖状ポリエチレングリコール-co-ラクチドアクリル酸エステル(LPELA)と比較した。SPELAハイドロゲルはLPELAより高い弾性率,低い水分含有率,低いゾル画分を持った。SPELAハイドロゲルのせん断弾性率はLPELAより2.2倍高く,ゾル画分は5倍低かった。SPELAハイドロゲルの分解はマクロモノマーあたりのラクチドモノマー数(nL)に強く依存し,二相性挙動を示した。例として,nLが0から3.4,6.4,11.6に増加すると,6週間のインキュベーションでそれぞれ質量損失は7から37,80,100%になりその後87%に落ちた。マクロモノマーあたり3.4ラクチドを加えると(10wt%以下乾燥マクロモノマー又は2wt%以下膨張ハイドロゲル),6週間後の質量損失は50%に増加した。分子動力学的シミュレーションでは水相でマクロモノマー中のラクチドモノマーのミセル形成と凝集に関連して二相性分解挙動を示した。SPELAハイドロゲル中に封入したMSCsは骨形成マーカーであるDlx5,Runx2,osteoponsin,osteocalcinを発現し石灰化マトリックスを形成した。骨形成マーカーの発現と石灰化は,MSCsをSPELAハイドロゲル中に骨形成蛋白質2(BMP2)添加し封入すると,顕著に高くなった。結果は加水分解可能PEGベースハイドロゲルは再生医療の幹細胞に対する伝達マトリックスとしての利用に可能性を示す。
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分類 (2件):
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細胞・組織培養法  ,  骨格系 
タイトルに関連する用語 (4件):
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