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J-GLOBAL ID：201202235966289133   整理番号：12A0607845

上皮幹細胞,創傷治癒および癌

Epithelial stem cells, wound healing and cancer

著者 (3件)： ARWERT Esther N. (Cancer Res. UK, Cambridge, GBR) ,  HOSTE Esther (Cancer Res. UK, Cambridge, GBR) ,  WATT Fiona M. (Cancer Res. UK, Cambridge, GBR)
資料名： Nature Reviews. Cancer  (Nature Reviews. Cancer)
巻： 12  号： 3  ページ： 170-180  発行年： 2012年03月 
JST資料番号： W1368A  ISSN： 1474-175X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 生命維持に必須である組織修復は幹細胞依存性であり,その一方で,慢性創傷は腫瘍形成の誘因となる。しかし,幹細胞と創傷治癒と癌の間の関係はほとんど明らかではない。現在では,遺伝子マーカー組込みを利用した系統追跡などの技術により,幹細胞が皮膚創傷の治癒のためにどのように移動し,それらが皮膚腫瘍発症にどのように寄与しているかが明らかとなっている。創傷治癒時の幹細胞挙動を制御しているWNTとヘッジホッグなどのシグナル伝達経路は腫瘍形成にも関与していると考えられる。また,腫瘍形成と創傷治癒は微小環境内での上皮細胞と間葉細胞と骨髄由来細胞の間のコミュニケーションに依存している。創傷治癒応答が腫瘍形成刺激となることを避ける戦略が必要と考えられる。

シソーラス用語： *幹細胞 ,  *創傷治癒 ,  *腫瘍 ,  病態生理 ,  腫瘤形成
準シソーラス用語： 腫瘤形成【tumorigenesis】 ,  *上皮幹細胞

分類 (1件)： 腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N)

タイトルに関連する用語 (3件)： 上皮幹細胞 ,  創傷治癒 ,  癌