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J-GLOBAL ID：201202236174064360   整理番号：12A0098745

[Co(NH₃)₅CO₃]NO₃0.5H₂O錯体の固相熱分解:Co₃O₄ナノ粒子の簡便,迅速,低温度合成経路

Solid-state thermal decomposition of the [Co(NH₃)₅CO₃]NO₃ 0.5H₂O complex: A simple, rapid and low-temperature synthetic route to Co₃O₄ nanoparticles

著者 (2件)： FARHADI Saeid (Dep. of Chemistry, Lorestan Univ., Khorramabad 68135-465, IRN) ,  SAFABAKHSH Jalil (Dep. of Chemistry, Lorestan Univ., Khorramabad 68135-465, IRN)
資料名： Journal of Alloys and Compounds  (Journal of Alloys and Compounds)
巻： 515  ページ： 180-185  発行年： 2012年02月25日 
JST資料番号： D0083A  ISSN： 0925-8388  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ペンタミン(カルボナト)コバルト(III)硝酸塩前駆体錯体[Co(NH₃)₅CO₃]NO₃0.5H₂Oを低温(175°C)で容易に分解してCo₃O₄ナノ粒子を製造した。製品は熱分析,X線回折(XRD),フーリエ変換赤外分光法(FT-IR),紫外可視分光法,透過型電子顕微鏡(TEM),エネルギー分散型X線分光法(EDX),ラマン分光,Brunauer-Emmett-Teller(BET)表面積の測定と磁気測定によって特徴づけた。FT-IR,XRD,ラマンおよびEDXの結果は,合成したCo₃O₄ナノ粒子が高純度で単相であることを示した。TEM分析は,約10nmの平均粒径のほぼ均一な準球状Co₃O₄ナノ粒子であることを示した。Co₃O₄ナノ粒子の光吸収スペクトルは,以前の報告値と比較して赤方偏移を有し,2.18eVと3.52eVの2つの直接バンドギャップを示した。製造したCo₃O₄ナノ粒子は,弱強磁性挙動を示した。これは補償されていない表面スピンおよびまたは有限サイズ効果に起因する。この方法を使用して,Co₃O₄ナノ粒子は,高価な有機溶剤と複雑な装置なしで製造することができる。この簡単,迅速,安全かつ低コストの合成経路は他の遷移金属酸化物の合成に拡張することができる。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *酸化コバルト ,  *ナノ粒子 ,  *化学合成 ,  *コバルト錯体 ,  *アンミン錯体 ,  *カルボニル錯体 ,  *硝酸塩 ,  *熱分解 ,  表面積 ,  BET法 ,  磁気測定 ,  結晶粒度 ,  粒度分布 ,  光吸収スペクトル ,  赤方偏移 ,  光学ギャップ ,  弱い強磁性 ,  サイズ効果 ,  反応経路 ,  コバルト化合物 ,  炭酸アンモニウム ,  水酸化アンモニウム
準シソーラス用語： BET表面積 ,  合成経路 ,  硝酸コバルト ,  *低温合成

分類 (1件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z)

タイトルに関連する用語 (9件)： CO ,  NH3 ,  錯体 ,  固相 ,  熱分解 ,  ナノ粒子 ,  簡便 ,  低温度 ,  合成経路