文献

J-GLOBAL ID：201202236506368732   整理番号：12A0640205

疎水性カチオン性ポリビニルアルコールの構造と性質

Structure and properties of hydrophobic cationic poly(vinyl alcohol)

著者 (2件)： WANG Jie (Sichuan Univ., Chengdu, CHN) ,  YE Lin (Sichuan Univ., Chengdu, CHN)
資料名： Polymer International  (Polymer International)
巻： 61  号： 4  ページ： 571-580  発行年： 2012年04月 
JST資料番号： A0918A  ISSN： 0959-8103  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリビニルアルコール(PVA)のDMSO溶液に疎水性カチオン性グリシジルモノマ:グリシジル-N-アルキル-N,N-ジメチルアンモニウムクロリド(DA:アルキル=オクチル,ドデシル,ヘキサデシル)のNaOH水溶液を滴下して疎水性カチオン性ポリビニルアルコールグラフトマ(PVA-g-DA)を調製した。グラフトマの応力歪み曲線は弾性変形応力プラトーと応力硬化を示し,脆性破断から延性破断に変化した。PVAに比較してグラフトマの緩和ピークは低温側にシフトし,アルキル鎖長とDAグラフト比増加によりTgが低下,E′も減少した。PVAクリスタリットはDAグラフトで変化しなかったが,PVAの結晶化温度と結晶度は増加,グレインサイズは減少した。DA増加にともないPVAの破面は平滑面から縞構造に変り,疎水性基の分子内会合による物理的絡み合い形成によるPVAマトリクス強化を示した。またグラフトマの界面張力は顕著に低下した。

シソーラス用語： *ポリビニルアルコール ,  *疎水性 ,  分子構造 ,  グラフト共重合体 ,  FTIR分光法 ,  応力歪特性 ,  温度依存性 ,  動弾性係数 ,  示差走査熱量測定 ,  破面 ,  界面張力 ,  高分子電解質 ,  引張試験 ,  アルキル基 ,  鎖長効果 ,  *グラフト化【化学修飾】
準シソーラス用語： tanδ ,  *アンモニウム塩 ,  *エポキシ化合物 ,  カチオン性高分子 ,  *グラフト化 ,  貯蔵弾性率

分類 (3件)： エポキシ樹脂  (YH07040I) ,  高分子と低分子との反応  (CG03020L) ,  機械的性質  (YH02022L)

物質索引 (1件)： ジメチルドデシルグリシジルアミニウム・クロリド

タイトルに関連する用語 (4件)： 疎水性 ,  カチオン ,  ポリビニルアルコール ,  性質