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J-GLOBAL ID:201202236509737410   整理番号:12A0937044

何故H2とのジゲルミンおよびジスタンニンの反応の機構がそんなに大きく異なるのか

Why the Mechanisms of Digermyne and Distannyne Reactions with H2 Differ So Greatly
著者 (5件):
資料名:
巻: 134  号: 21  ページ: 8856-8868  発行年: 2012年05月30日 
JST資料番号: C0254A  ISSN: 0002-7863  CODEN: JACSAT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ジゲルミンAr′GeGeAr′[Ar′=2,6-(2,6-iPr2C6H3)2C6H3]とジスタンニンAr′SnSnAr′およびAr*SnSnAr*[Ar*=2,6-(2,4,6-iPr3C6H2)2-3,5-iPr2C6H]は形式的にアルキンと類似構造であるがそのH2に対する反応性は大きく異なる。Ar′GeGeAr′の場合はH2が逐次付加してAr′HGeGeHAr′,Ar′H2GeGeH2Ar′およびAr′GeH3を生成するのに対して,Ar′SnSnAr′とAr*SnSnAr*の場合は1molのH2と反応して架橋ヒドリド錯体Ar′Sn(μ-H)2SnAr′とAr*SnSnH2Ar*を与える。この反応機構の違いをTPSSTPSS密度汎関数法を用いた計算化学により検討した。反応経路中の遷移状態,中間体,生成物の自由エネルギーダイヤグラムを計算し,いずれの場合も最初のH2との反応生成物は単一ヒドリド架橋物であり,ジゲルミンの場合は異性化と更なるH2の付加,解離により生成物に至るのに対して,ジスタンニンの場合はAr′HSnSnHAr′に異性化した後Ar′HSn:への解離と再結合により生成物に至る経路を明らかにした。遷移金属を使用しないH2活性化の可能性を示した。
シソーラス用語:
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分類 (3件):
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有機ひ素・アンチモン・ビスマス・ゲルマニウム化合物  ,  有機すず・鉛・ポロニウム化合物  ,  付加反応,脱離反応 
タイトルに関連する用語 (1件):
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