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J-GLOBAL ID：201202236625898448   整理番号：12A0526605

瓦粉砕物を骨材とした高炉セメントコンクリートの製造並びに評価試験

著者 (5件)： 阿部公平 (イズコン) ,  安藤邦広 (イズコン) ,  江角典広 (イズコン) ,  原田達也 (島根県産技セ) ,  江木俊雄 (島根県産技セ)
資料名： 島根県産業技術センター研究報告  (Report of the Shimane Institute for Industrial Technology)
号： 48  ページ： 34-38  発行年： 2012年02月 
JST資料番号： L4210A  ISSN： 1345-7675  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 島根県の岩見地方で製造する石州瓦は1200°Cの高温で焼成し,古くから強度や耐久性が優れた瓦として汎用する。然し高温で焼成するため変形や破損による不良品が年間に13000~16000トンも発生する。これら不良品は規格外瓦と総称し,一部は路盤材などに再利用するが半数以上は産業廃棄物として処分する。大量に発生する規格外瓦を積極的にリサイクルする新規システムが重要な課題の為,微粉砕して各種の骨材試験,コンクリートの配合設計,圧縮強さ試験を行った。瓦の粉砕物を骨材に利用した高炉セメントコンクリートは,普通骨材を利用したセメントコンクリートに比べ圧縮強さは少し低いが,目標強度の21N/mm²を充分に充足した。

シソーラス用語： *瓦 ,  産業廃棄物 ,  *廃物利用 ,  資源再生 ,  リサイクル ,  有用物質回収 ,  人工骨材 ,  圧縮強さ ,  微粉砕 ,  ポルトランドセメント ,  *高炉セメント ,  *セメントコンクリート ,  実用化試験 ,  漁礁 ,  実証実験
準シソーラス用語： 人工漁礁 ,  石州瓦

分類 (4件)： 骨材  (YC05060B) ,  資源回収利用  (SC05060V) ,  廃棄物処理  (YC01050O) ,  その他の材料の試験  (HB05000T)

引用文献 (15件)：

• 1)須藤定久.瓦の話(4)島根県の石州瓦と原料粘土.地質ニュー ス.2000,Vol.550, No.1, p,45-52。
• 2)谷口義則.KCクリートの開発とKCプレキャスト地覆の施工 報告~廃瓦を活用したコンリート~.平成19年度中国地方建 設技術開発交流会(島根県会場)発表課題.極東工業(株).
• 3)友竹博一,清水利康,坂本一樹,鳥居和之.廃瓦再生骨材を使 用したコンクリート製品の諸性質.コンクリート工学年次論 文集2003,Vol.25, No.1, p.1355-1360.
• 4)上原匠梅原秀哲,友竹博一,篠田泰宏.瓦廃材を細骨材とし て用いたコンクリートの物性.コンクリート工学年次論文集 2005,Vol27, No.1, p.1405-1410.
• 5)飛田浩孝,上原匠,梅原秀哲,友竹博一.瓦廃材のコンクリート用骨材への適用性に関する研究.コンクリート工学年次論 文集.2006,Vol.28, No.1, p.1577-1582.

タイトルに関連する用語 (6件)： 瓦 ,  粉砕物 ,  骨材 ,  高炉セメント ,  コンクリート ,  評価試験