抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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IFRS(国際会計報告基準)が日本企業の原価計算に及ぼす影響を,特に「原価計算基準」との関係において考察した。まず,原価計算基準の現代的意義を示した。原価計算基準は,制定されてから半世紀が経過しており,経営実態に合わなくなっており,原価計算基準と原価計算実務との乖離が経営実態にそぐわない具体例を示した。次いで,IFRSが導入された場合の必要検討事項として,以下の項目を示した;1)経済のサービス化・ソフト化への対応,2)セグメント別計算とマネジメント・アプローチ,3)コスト・マネジメントのための原価計算,4)工事契約のための原価計算,5)将来予測のための経営原価計算,6)買収した企業の減損とグループ経営,7)製品原価の計算と原価・非原価。各事項について,原価計算基準との対比においてIFRSの日本の原価計算基準と原価計算の理論が実務に及ぼす影響を考察した。