抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究は,デンマーク・コペンハーゲンのひとり親の住まい非営利組織の活動事例について報告した。先ず,研究方法に関し,2010年3月,2012年3月に母子世帯に対する住生活支援を行うForaelder Fondenに対して聞き取り調査を実施したことを報告した。次に,ひとり親の住宅問題,Foraelder Fondenの活動事例,学生ひとり親のシェアハウスを報告した。更に,まとめとして,深刻な住宅問題にあえぐコペンハーゲンのひとり親の実情が明らかになったこと,Foraelder Fondenの支援は,ひとり親の恒久住宅への移行期に不可欠な支援として評価できること,また,育児,家事共同型のシェアハウスの提供により,学生となるひとり親の安定した学習環境を保障していたことを報告した。最後に,今後の課題として,コペンハーゲン市内のひとり親の住宅事情をマクロレベルを可視化することを報告した。