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J-GLOBAL ID:201202236787872248   整理番号:12A0727625

小惑星帯外延部の不安定化により生じた始生代の重爆撃

An Archaean heavy bombardment from a destabilized extension of the asteroid belt
著者 (13件):
資料名:
巻: 485  号: 7396  ページ: 78-81  発行年: 2012年05月03日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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月の若い盆地(直径300km以上のクレーター)を多数形成した彗星や小惑星の集中的な衝突は,しばしば後期重爆撃(LHB)と呼ばれている。多くの研究で,LHBは約3.7Gyrから3.8Gyr前に,オリエンタル盆地の形成とともに終わったと考えられている。しかしながら,LHB規模の衝撃に関する地球上の証拠は,衝突スフェリュール床,つまり,チクシュルーブ・クレーターと同サイズかまたはそれより大きなクレーター生成事象で作られた,全球に分布する噴出物層としての形で,始生代および前期原生代にわたって残っている。3.23Gyrから3.47Gyr前の期間に形成されたスフェリュール床は少なくとも7つ,2.49Gyrから2.63Gyr前の期間に形成されたものは4つ,1.7Gyrから2.1Gyr前の期間に形成されたものは1つが発見されている。本論文では,LHBがこれまで考えられていたよりもずっと長い期間持続し,大部分の後期衝突天体はEベルト,すなわち地球から1.7天文単位から2.1天文単位の間に広がっていた,現在ではおおむね消失した小惑星帯部分から飛来したことを報告する。この領域は,後期の巨大惑星移動によって不安定化された。現在,Eベルトに残っている天体は,高い軌道傾斜角を持つハンガリア小惑星群を構成している。観測されたハンガリア小惑星群のスケーリングから,我々はEベルトからの放出天体が,3.7Gyr前から4.1Gyr前までの期間に約10個の月の盆地を形成したことを見いだした。この小惑星群はまた,2.5Gyr前から3.7Gyr前までの期間に約15個の盆地を地球上に形成し,同様に1.7Gyr前から3.7Gyr前の期間には,地球の表面に約70個,月の表面に4個の,チクシュルーブ・クレーターと同じサイズ,もしくはそれよりも大きなクレーターを形成した。これらの衝突率は,衝突スフェリュール床と月のクレーターから得られる制約条件を再現している。Copyright Nature Publishing Group 2012
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分類 (2件):
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流星,すい星,いん石  ,  惑星 
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