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J-GLOBAL ID：201202236788869887   整理番号：12A1243008

ボルト締結体の構造解析精度向上に関する研究

著者 (6件)： 坂本智明 (山梨県工技セ) ,  萩原義人 (山梨県工技セ) ,  鈴木大介 (山梨県工技セ) ,  串田賢一 (山梨県工技セ) ,  山田博之 (山梨県富士工技セ) ,  村松茂 (キトー)
資料名： 山梨県工業技術センター研究報告  (Report of the Yamanashi Prefectural Industrial Technology Center)
号： 26  ページ： 120-126  発行年： 2012年08月10日 
JST資料番号： L0017A  ISSN： 0914-711X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ボルト・ナットを用いた締結法は,安価で取付け取外しが容易であるため,多くの機械,構造物に用いられている。ボルト締結体の構造解析においては,簡略化の為に,ボルト部分のねじ山を考慮せずに解析を行うのが一般的であるが,実験値との数値的誤差要因を把握できていないのが現状である。そこで本研究では,ボルトで締結した基準試験片の材料試験(引張試験・曲げ試験)結果に対し,各パラメータの解析結果を比較することで,解析精度の向上と解析時間の関係を把握し,得られた成果を技術支援につなげることを目的とした。材料試験結果と,ねじ部を再現したモデルの解析結果ならびにリベット形状モデルの解析結果を比較したところ,ひずみ量や応力分布についての測定結果と解析結果は近似した値となった。しかし,ねじ部と被締結物の下穴が接触する場合,ねじ部においては応力分布が異なる結果となった。ねじ部の破壊を考慮せず,被締結部の評価を行う場合には,リベット形状のモデルでは計算効率の面で優位性が大きいものと考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *ボルト継手 ,  *構造解析 ,  精度 ,  改良 ,  要素分割 ,  *数値解析 ,  解析モデル ,  解析 ,  条件 ,  *引張試験
準シソーラス用語： *ボルト締結体 ,  解析精度 ,  精度向上 ,  *有限要素解析 ,  解析条件

分類 (1件)： ファスナ類,締付,し緩,継手  (QB01090V)

引用文献 (4件)：

• 1) J. Montgomery : Methods for Modeling Bolts in the Bolted Joint, 2002 ANSYS World Users Conference (2002)
• 2) J. Kim, J. C. Yoon, B. S. Kang : Finite element analysis and modeling of structure with bolted joints, Applied Mathematical Modeling, 31, p.895-911 (2007)
• 3)永田 聡,澤 俊行,小林 隆志,辻 裕一 :内圧および曲げモーメントを受ける小型管フラン ジ締結体の有限要素解析,山梨講演会2010公演論文 集,p.162-163 (2010)
• 4)正司 康雅,澤 俊行:ねじ底の応力集中-詳細解析による検討-,山梨講演会2010公演論 文集,p.166-167(2010)

タイトルに関連する用語 (4件)： ボルト締結体 ,  構造解析 ,  精度向上 ,  研究