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J-GLOBAL ID:201202236858123128   整理番号:12A1389077

ヒドラジン還元による酸化グラフェン/MWCNT膜の高い透過性を維持した電気伝導率の改善

Improvement of Electrical Conductivity While Maintaining a High-Transmittance of Graphene Oxide/MWCNT Film by Hydrazine Reduction
著者 (4件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 6930-6934  発行年: 2012年09月 
JST資料番号: W1351A  ISSN: 1533-4880  CODEN: JNNOAR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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高い光透過性,熱伝導率といった優れた特性を有する二次元材料であるグラフェンは,トランジスター,透明電極等において有望とされており,これまでに,グラフェンシートを製造するための種々の方法が報告されている。とりわけ,化学剥離プロセスによって,グラフェンから酸化グラフェン(GO)を生成でき,これを透明電極の合成に利用できる。一方,多層カーボンナノチューブ(MWCNT)は,電極伝導率が高く,しかも,光を吸収する特性もある。このため,MWCNTとGOを統合すれば,高性能の透明伝導膜を生成可能である。そして,シート抵抗は,膜の厚さに依存すること,つまり,シート抵抗は,膜厚の増加にともなって減少することが報告されている。それ故,透過性は,シート抵抗の低下にともなって減少する。これを踏まえて,本稿では,MWCNTとグラフェンとを統合した透明電極の合成法を提案した。まず,GO/MWCNT溶液を合成したら,この溶液から,スピン-コーティング法によって,堆積時間(1-5分)を変えて,GO/MWCNT膜試料を調製し,この膜を,原子間顕微鏡(AFM),走査型電子顕微鏡(SEM),及び,レーザラマン分光法等によって分析した。この結果,堆積時間(ディップ時間)が最も長い試料が,最も低いシート抵抗,つまり,114kΩ/sqであることが示された。これは,堆積膜中のMWCNTの濃度が,堆積時間の増加によって上昇することによることが原因とされる。一方,透過性は,蒸着時間による違いは認められなかった。本調査から,シート抵抗を抑えつつ,高い透過性(80%)を維持する膜の合成に成功できることを実証した。
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分類 (1件):
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半導体結晶の電気伝導 

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