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J-GLOBAL ID：201202236858924430   整理番号：12A0087529

音声対話システムにおける継続欲求の高いインタラクションの要因

著者 (5件)： 宮澤幸希 (早稲田大 人間科学学術院) ,  常世徹 (早稲田大 人間科学学術院) ,  桝井祐介 (早稲田大 人間科学学術院) ,  松尾智信 (早稲田大 人間科学学術院) ,  菊池英明 (早稲田大 人間科学学術院)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 A  (IEICE Transaction on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences (Japan Edition))
巻： J95-A  号： 1  ページ： 27-36  発行年： 2012年01月01日 
JST資料番号： S0621A  ISSN： 0913-5707  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我々は,ユーザが長期間利用し続けたい,対話継続欲求の高い音声対話システムのインタラクションの設計指針を得ることを目指している。従来研究では対話の新奇性を高めるために,話題を増やすなどのアプローチがとられてきたが,継続欲求の観点では十分な評価が行われておらず,有用性に疑問が残る。本研究の目的は,音声対話システムで利用可能な,新奇性によらない対話継続欲求向上の要因を解明することである。第一に人同士の対話を円滑化させる「社会性の高い対話」に着目し,会話分析によって要因を明確化した。第二に,相手の関心を引く「ユーモア表現を含む発話」に着目し,ユーモア発話を行う対話システムを構築して評価実験を行った。その結果,人同士の対話において相手の発話行動を限定しないこと,相手の話を聞いている実感を与えること,システム発話において意外性の高いユーモアを使うことが有効であった。(著者抄録)

シソーラス用語： *計算機利用システム ,  *欲求 ,  *会話 ,  *対話処理 ,  表現
準シソーラス用語： *音声対話システム ,  *対話継続欲求 ,  ユーモア ,  意外性 ,  傾聴

分類 (1件)： 人工知能  (JE08000Z)

引用文献 (20件)：

• 谷村圭介, 渡辺弥生,“大学生におけるソーシャルスキルの自己認知と初対面場面での対人行動との関係,”教育心理学研究, vol, 56, no.3, pp. 364-375, Sept, 2008.
• 谷 忠邦, 大坊郁夫,“ユーモアと社会心理学的変数との関連についての基礎的研究,”対人社会心理学研究, vol.8, pp. 129-137, March 2008.
• J.Morreall, Taking Laughter Seriously, State University of New York Press, New York, 1982, 森下伸也 (訳), ユーモア社会をもとめて, 新曜社, 東京, 1995.
• 村木多津男,“名作の中のユーモアのパターン,”笑い学研究, vol, 12, pp. 75-81, July 2005.
• 堀井統之, 今村賢治, 大由芳史,“文のおもしろさを決定する言語的な要因の分析,”情報処理学会全国大会講演論文集, vol.45, no.3, pp. 229 230, Sept.1992.

タイトルに関連する用語 (5件)： 音声対話システム ,  継続 ,  欲求 ,  インタラクション ,  要因